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夏のラーメン屋は大変だ。



「あっつ...」



いくら店内に冷房が効いていても厨房は暑い...



幾松さんが出前で外に出ている間、わたしは1人で店番をしている。



誰もいない店内でへばっていると...



_____ガラッ!

「!いらっ...!!」


瞬時に営業スマイルを発動させて見ればそこには...


「よォ」


「ぎ、銀さん!?」


...がいた。





「ど、どうしたんですか??」


わたしが慌てて聞くと、


「お前こそ、そんなにびっくりしてどうしたんだよ、そんなに銀さんに会えて嬉しいの?」


銀さんはニヤリと意地悪な笑みを浮かべた


「ち...違いますよ!んなッ、なことある訳ないじゃないですか!...」


銀さんの突然の訪問にどんな顔をしたらいいのかわからなくて、わたしは銀さんに背を向ける...

顔が熱い...あ、さっきまで厨房にいたからかな?

...てか、銀さんと会うのいつぶり?

あの万事屋に呼ばれた日以来かな?

...だとしても2ヶ月近く会ってないな...

そんなことをぐるぐる考えていると、


「お前、なんつー顔してんの?」


と、いつの間にか横から覗き込まれていた...


「みッみみみみ、見てんじゃねェ!!!!!」


と言って左手で銀さんの顔を強く押し退けた


「オイ!このクソ(アマ)何すんだボケェ!」


「うっさい!この腐れ天パ!!!!!」


「んだとコラァ!」と、銀さんが言ったところで、


「ハイハイ、そこまで〜」


と言いながら幾松さんが帰ってきた。


「本当に2人が揃うと賑やかになるねェ」


と、幾松さんは笑う


「...す、すみません...」


わたしが謝る横で、銀さんはつまんなそうに耳を掻き始めた...ので、


「い"ッ!!!」


銀さんのつま先を踏んでやった。


「それで、銀さんは何しに来たの?」


幾松さんはカウンター席に座りながら言う。

...たしかに!


「ああ、幾松、今日コイツ借りていいか?」


わたしの肩に手を回す銀さん...


「え"?」


わたしはかなりひきつった顔で銀さんを見た...

すると幾松さんが、


「あー、そうだねぇ、今日はもう人も来なそうだし...いいよ!A、今日は上がりな!」


なんて言うからわたしが「え、でも!」と言ったら、


「いいからいいから!今日は帰った帰った!」


と言って幾松さんは立ち上がり、わたしの腕を掴むと店の奥へと引っ張った___

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設定タグ:銀魂 , 坂田銀時   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:りず | 作成日時:2021年3月17日 20時

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