（34-��.） ページ47
Aがいなくなった部屋で、樹はただ呆然と立ち尽くし、ようやく腰の痛みに気がついた。
Aと愛し合った証拠のような痛みに、少しの喜びを感じ、思わず少しニヤける。
もちろん今までもAのことは好きだったし、大切な存在だった。
しかし、いざAを女として抱くとその感情が、何倍にも膨れ上がった。
今後、自分の人生にはAは絶対必要な存在なのだ、と樹は心底思った。
そしてそのためには、Aを大我の元から連れ出さなければならない。
だが、そんな強い決心と共に、樹の心には少しの迷いがあった。
(自分といるより、大我と一緒にいた方が…Aは幸せなのかもしれない)
大財閥の跡取り息子の大我と、男一人食べていけるのでやっとの稼ぎしかない樹。
もし、幸福を数値的なもので表すなら、そのふたりの差は明らかだった。
そんな迷いが、Aと愛し合いながらも、樹の心には少なからず存在し続けていた。
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さいか(プロフ) - ちいさん» お褒めの言葉、ほんっとうに嬉しいです(;_;) 最後までどうぞよろしくお願いします！！！ (2019年1月25日 20時) (
レス) id: f4b2406715 (このIDを非表示/違反報告)
さいか(プロフ) - ゆりさん» コメントありがとうございます！ ぜひ、最後まで楽しんでください！！ (2019年1月25日 20時) (レス) id: f4b2406715 (このIDを非表示/違反報告)
ちい(プロフ) - 初めて読んだ瞬間、なんて素晴らしい文章力だろうと感動しました。個人的に大我くんが好きなので、女の子と上手くいって欲しいな…と祈りながらも楽しく読ませて頂きます笑 これからも応援しています。 (2019年1月24日 20時) (レス) id: a3ba396e6d (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - 今回の作品もとても楽しみにしています！ (2018年12月21日 11時) (レス) id: 203fcc8e94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さいか
| 作成日時：2018年12月20日 23時
