私達の戦闘記は ページ26
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『__その言葉、取り消し不可能だからねっ』
……まーたコイツは…
「ふんっ」
…ポチッ
リモコンを手に取って、涙でグショグショの私が映っているテレビの画面を鼻息荒く消す。
「…おい、なんで消すんだよ。」
「ねぇジョングク?ジョングクコレ何回見てると思う?もう十回は超えてるからね?録画消してないだけありがたいと思え!」
コレとはアレだ。
あの忘れもしない、ドッキリ番組だ。
ジョングクは私達のドッキリ回が放送されるや否やリアルタイムで鑑賞、そして録画。
それ以来暇があれば見ている気がする。
というかわざわざ暇を作っている気がする。
こっちは恥ずかしすぎて開始十分でトイレに逃げ込んだっていうのに…
「…これキスシーンまでちゃんと放送されてるからほんと恥ずかしい…よく見れるよねジョングク。」
ソファに座ってだらけだしたジョングクの隣にダイブするように座る。
そんな私を横目でチラリと見るジョングク。
「…今なら誰も見てないけど?」
「……ばか。」
にやっ、と笑ったジョングクがソファに手をついて距離を詰めてきて、鼻がコツン、とあたった。
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少し強引なジョングクも。
なんだかんだで流される私も。
混ざり合う私達の体温も。
全部全部、きっと何年経っても変わらない。
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私達の “戦闘記” はこの辺で幕を下ろすことにしよう。
だって私達は、二人で防弾の
“うさぎマンネ”
なんだから、さ。
**end**
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メイメイ - 読んでいてとてもドキドキしました!新作、楽しみにしてます、、、!! (2019年11月6日 19時) (レス) id: f3243f1c25 (このIDを非表示/違反報告)
メノン(プロフ) - Yukiさん» いえいえ〜!! (2019年1月4日 21時) (レス) id: 12718eb4e2 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - 了解です!ありがとうございます!! (2019年1月4日 11時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
メノン(プロフ) - Yukiさん» 全然いいですよ!?めちゃくちゃ嬉しいです!ありがとうございます!!私のボードかメッセージに何か送ってくれますか?そこでお話ししましょ!! (2019年1月3日 20時) (レス) id: 12718eb4e2 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - 待ちます!!!待ちますとも!!!そして読みます!!!あと、もしよかったらなんですけど、、、占つくの中でのお友達になってもらえませんか?無理でしたら全然ふっちゃってくれてかまいません!!! (2019年1月3日 17時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:メノン | 作成日時:2018年8月19日 9時