声にならない悲鳴は実在する ページ1
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全ての撮影が終了し、その後のアレコレも全て終えて、宿舎に帰れる頃にはとっくに夜になっていた。
「あ、アンタ達〜今日は私がバン運転するから。先下降りといて〜」
車の鍵をクルクル指で回しながらやって来たのはマネオッパ…
ではなくて
「…オンニ?マネオッパは?」
メイクオンニでした。
「急用が出来たとかでだいぶ前にどっか行ったわよ?駐車場出たとこにいてね〜」
担当のアイドルより大事な用事があるのかあの独り身のマネージャーは。
いや、家族のこととかかもだし文句言うのは辞めといてあげよ。
すっかり疲れきったメンバー達をなんとか全員オンニに指示された場所まで移動させる。
いや、絶対一番疲れてるの私のはずだと思うんだけど?
……やっぱり若いからかな。
自分の若さの素晴らしさに陶酔していると、いつの間にか来ていた車に乗ったオンニが私を冷たい目で見ていた。
オンニ、それは自分のエギに向ける目じゃないです。
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「はーい!チョンA!お先にシャワー失礼しまーす!!」
運転してくれたオンニにお礼を言って、ついでに渾身のハグもして。
宿舎に入ると真っ先にシャワー宣言をする。
ラッキースケベ事故が起きないように対策は万全なんだから!
ブーイングが飛び交うけど、全部無視して自分の部屋に部屋着を取りに行く。
すると何を考えてるのか、リビングから廊下まで、ずっと後ろをついてくるジョングク。
「…ジョングク?何してんの?」
「いや、俺も部屋に用あるから。」
いやいやいや。
アンタの部屋、今通り過ぎましたけど?
ついには私が自分の部屋に到着するまで、ジョングクはずっと後ろにひっついていた。
「…何?ジョングク用あるの私の部屋なの?」
不気味に思いながらもドアを開ける。
……あれ?
何かがおかしい。いつもと違う。
なんだろ、部屋の配置…?
んん、私のベッドあんなに大きかったっけ…?
部屋の異変に頭が追いついていない私に、ジョングクが平然と言い放った。
「いやここ、俺の部屋だし。というか、俺とAの部屋。今日から。」
は、、、、?
「〜〜〜〜!?!?!?」
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メイメイ - 読んでいてとてもドキドキしました!新作、楽しみにしてます、、、!! (2019年11月6日 19時) (レス) id: f3243f1c25 (このIDを非表示/違反報告)
メノン(プロフ) - Yukiさん» いえいえ〜!! (2019年1月4日 21時) (レス) id: 12718eb4e2 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - 了解です!ありがとうございます!! (2019年1月4日 11時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
メノン(プロフ) - Yukiさん» 全然いいですよ!?めちゃくちゃ嬉しいです!ありがとうございます!!私のボードかメッセージに何か送ってくれますか?そこでお話ししましょ!! (2019年1月3日 20時) (レス) id: 12718eb4e2 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - 待ちます!!!待ちますとも!!!そして読みます!!!あと、もしよかったらなんですけど、、、占つくの中でのお友達になってもらえませんか?無理でしたら全然ふっちゃってくれてかまいません!!! (2019年1月3日 17時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:メノン | 作成日時:2018年8月19日 9時