うさぎマンネvsうさぎマンネの戦闘記

突然は心臓に悪い ページ16

少しの沈黙のあと、ゆっくりと口を開くジョングク。


「…Lは普段の表情と踊る時の表情が全く違います。立ち位置についたらもうスイッチが切り替わってて…気付いたら彼女の世界に引き込まれてるんです。普段は騒がしいうさぎみたいな奴だけど、踊る時はうさぎを狩るライオン…みたいな？笑 俺狩られちゃいますね笑笑」


「あんな可愛い顔しといてクソとか暴言吐いちゃうのも魅力的なギャップだし…俺にはいつも噛み付くのにジミニヒョンにはデレデレですよ？そういう所も見てて飽きないギャップだと思いますね。」



かかかかかか、かわいい…？？



プシューーーー


え、何この音どっかでお湯沸いてんの？


え、これ私の顔周りから音出てる？




「わ、Lさん顔真っ赤ですよ！」


え！？ウソでしょ！？じゃあさっきのプシューーって音は私の顔が赤くなった音？


慌ててほっぺを手で覆う。




…私の体どういう作りしてんだ？





「A？なんでそんなに顔赤いんだ？熱でもあるのか？」


してやったり、といった表情で私を見ながらとぼけた発言をするクソうさぎ。

そんな発言するんだったら表情もセリフに合わせろよ！


だってだって！！あんなに褒められたの初めてなんだもん！！


まさか私の事そんな風に思ってたなんて…




しかも可愛いって言ったよこいつ可愛いって！！！

ジョングク可愛いって単語知ってたんだね！！




「……ジョ、ジョングクこそ私の事大好きかよ。」


照れすぎてつい強がってしまう。多分ありがとうって言えばこのコーナー平和に終わるんだろうけど！




「……だったら悪い？」



そっぽを向きながらそう言うジョングク。

…え、本気で照れてる？





「…へっ？」



ボボボボボッ


さらに体温が上がるのが分かる。元々熱いのに！もうこれ以上上がれないはずなのに！



MCさんニヤニヤして私を見ないで！？



え、これ生放送だよね大丈夫なの！？
army助けてぇぇぇぇぇ！！！




「どどどっどうしたの今日えらく素直じゃん！？わわわっわ、私も、その、だだだ、大好きだから！うん！？ね！？」



ななななに言ってんだ私！テンパりすぎて自分でも何言ってるか分かんないよ！！


穴があったら入りたい…穴なんて見当たらないけど。



「…いやぁ、いいもの見せてもらえましたね〜！ファンの皆さん！録音しましたか？笑笑 では、第2問目いきましょう！」



MC！！そのニヤニヤ顔を今すぐ辞めろぉぉぉ！！

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