6．女の子、発見 ページ7
魔法薬の授業は平穏に終了。次は飛行術か。
あぁこれ、絶対苦手なやつ。
だいたいまだ二足歩行もおぼつかないっていうのに、空を飛べっていう方が間違ってると思う。
そして案の定、全く動けない私。箒にしがみついて浮かぶのが精一杯だった。
苦し紛れに隣を見た時、私は見つけてしまった。
ものすごい美少女を。
運動着からしてポムフィオーレの寮生っぽいな。
その時、悲劇は起こった。
私の腕が体重を支えきれずに、がくっと崩れたのだ。
箒ごと地面に落下した私は、無様な大勢で地面に転る。
？「だ、大丈夫け？」
今、微妙に野太い声が聞こえたんだけど…。
？「今引っ張るから、待ってでな。よっこらせっと。」
私の手を引っ張ったのは、紛れもない、さっきの美少女。
でも今の声。明らかに女の子の声じゃなかったような…。
エ「あ、ぼ、僕はエぺル。怪我はない？」
『うん。大丈夫。』
今、僕って言ってた。
エ「君は…。」
『私はA。A＝アーシェングロット。』
エ「そっか。箒、苦手なの？」
『箒というか…。陸に上がってまだ日が浅いので、思うように体が動かないの。』
エ「陸に上がって？」
その辺はつっこまないでいただきたいです。
『あなたは箒が得意なんだね。お隣が上手な人だと頼りになるよ。』
エ「そう？それほどでもないよ。」
あ、照れた。
ハ「お〜い。大丈夫か？」
『ジャック！』
慌てて飛んできたジャックが、私の体についた埃を払う。
エ「すっげぇ。どうやったらそんなにムキムキになれるの？」
ジャックの筋肉に予想外の食いつきを見せる。
やっぱこの子男の子だ。普通女の子はこんなキラキラした目で筋トレの話しないもん。
ハ「お前、女なんだから、もう少し自分の体に気を使えよ。」
『苦手なんだもん。』
ハ「ていうか、バルガスがこっち見てるぞ。早く練習に戻れ。」
『はーい。』
あぁ、身体が痛い…。
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Yellow‐あんみつ(プロフ) - 少し気になるんですけど、セベクの一人称って「僕」ですよ〜 細かくてすみません (2021年5月9日 21時) (
レス) id: 643076eff9 (このIDを非表示/違反報告)
ユノ - 続きが気になる (2021年2月15日 19時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
黒魔術 - あの、気づいたんですけど、ジャミルとジャックって頭文字が一緒なんですけど、 (2021年1月24日 10時) (レス) id: 0adc01732d (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2021年1月22日 10時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - 過保護なキャラが可愛い過ぎますね。まじぎるてぃですね。更新頑張ってください。応援しております！ (2020年8月17日 5時) (レス) id: 67c87e380d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：son_huuri | 作成日時：2020年5月19日 14時
