ちょっと過保護がすぎません？【ツイステ】

29.危ないっ！ ページ30

ジェ「危ない！」

『！？』


急ブレーキをかけると、上から何かが落下してきた。


ル「A！」


ガッシャーン。

ガラスが割れるような音と、金属がひしゃげるような嫌な音がした。


ル「大丈夫、かい？」

『先輩？』

エ「大丈夫け？」

ジェ「Aっ。怪我は？」

『ルーク先輩が、』

ア「今の音は？」

フ「どうしたの？ジェイド。」

『血が…。』

ル「これくらいなんて事ないさ。それより、痛いところはないかい？」


私を庇って怪我したのに。

額から血を流して、肩で苦しそうに息をして。

それなのに。

なんで笑っていられるの？


ル「ど、どうしたんだい？泣かないでおくれ。」

『先輩のばか。』


私に構ってないで、早く医務室に行って。

人間は弱いから。

こんなに血が出たら、死んじゃう。


『あずーる。』

ア「どうしたんですか？体が痛むんですか怪我したんですか死ぬんですか？あぁどうしようAが。おい誰か！今すぐ先生を呼びなさい！」

『違う。ルーク先輩。』

ア「おや、ルークさん。居たんですか？」

『怪我してるから。医務室に。』

ジェ「これはこれは。フロイド。ルークさんを医務室に運んで差し上げなさい。」

フ「はーい。」

ア「念の為、(名前 )も医務室に行った方がいい。付き添いましょうか？」

『大丈夫。』


どこも痛くないから。

それに、次は飛行術だもん。

私、ジャックと約束したんだ。

1人で頑張り切って見せるって。


エ「あとで、ルークサンのお見舞い、一緒に行こ。」

『うん。ありがとう。』

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