イロンナセカイ (ページ42)

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土曜日ページ42

Aside

あっという間に、土曜日になっていた。

そう、今日はソヌ先輩とミントチョコ巡りをする日！

駅で待ち合わせなので、駅まで歩いて行く。

駅に着き、時間を確認すると、9時18分。

少し早く着いてしまった。

あと約10分か、スマホ見てたらすぐ来るでしょ。

「…待った？」

『ソヌ先輩！いえ、今来たところです！』

SN「さ、行こ！！」

『ですね！』

ミントチョコ巡りが始まった。

「「いただきます！！」」

SN「これ美味しいよ！食べてみて！」

『私のも美味しいですよ！食べますか？』

みたいな感じで、合計4軒まわった。

SN「あ～、美味しかった！」

『ですね～』

SN「僕は特に2軒目が好きだったなぁ～。また行ってみようかな？」

『奇遇ですね！わたしも2軒目が好きでした！』

好みも結構似てるのかな

SN「…ねぇ、まだ時間あるし、ショッピングに行かない？」

2時10分。

たしかに、まだまだ時間がある。

『いいですよ。』

近くにショッピングモールがあったので歩いて行った。

『わぁっ！これかわいい…！』

SN「えっ、どれどれ？！わ、ホントだぁ～」

『でもこれ高いなぁ…。今度にしよっと。』

1000円だけど、キーホルダーにしては高い。

SN「あっ、これはどう？」

そう言って見せてくれたのは、月とか星とかがついてる、私の好みドストライクなものだった。

『それめっちゃいいですね！これにしようかな？』

SN「これ、買ってあげるよ」

『えっ！いやいや、自分で買うので大丈夫ですよ！』

SN「僕も欲しいと思ってたから、ついでに。お揃いだけど、いいかな？」

『お揃い…！！初めてです、人とお揃いなんて！』

友達とショッピングに来ても、好みがあまり合わなくて、お揃い、なんて持っていたことがなかった。

SN「じゃあ、決まり！買ってくる！」

『え、ちょ』

私のは自分で払います。

その一言は聞こえなかったらしい。

SN「はい、どーぞ！」

『ありがとうございます！！』

『一生大事にしますね！』

SN「ふふっ、一生は大事にしなくても…」

『お揃い、初めてなんです！だから、いつも以上に大事にします！！』

SN「…そっか。僕もこれ、大事にする。」

ソヌ先輩の可愛くて、かっこよくて、優しい…

そんな色々な一面を見れた、楽しい1日だった。