＿第21話＿ ページ21
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クロロから差し伸べられた手を取り、会場の入り口へと向かう。
エントランスにて招待状を見せ、案内人に従って中へと入って行った。
「うわぁ……」
「こういう場所は初めて？」
「うん、仕事で裏にはいたけど、こうやって入るのは初めて」
中は影ができないほどに明かりがあり、来客すべてがキラキラと輝いていた。
私もちゃんと化粧とかしてもらったけど、浮いてないかなぁ。
「何か食べたいものとか飲みたいものある？ 今の内だよ」
今の内？
……まぁこんなパーティーに参加できるのは今回だけだろうしね。
でもそれが来て早々言う言葉かなぁ。
「あ、クロロ」
「なんだ？」
「あそこにプリンあるけど……行くかい？」
「……行こう」
ホールに入ってから手を離しているので、私はクロロの後を追う。
プリンがあると言ってからのクロロの動きは速かった。
「結構色々なプリンがあるんだな」
「全部同じじゃないの？」
「あぁ。地域によって作り方に癖があるんだ。味はもちろんだけど、形とかもね」
……いえ、私にはどれも同じに見えます。
クロロはいくつか見てまわり、2つ手に取った。
そして1つを私にくれる。
「俺が一番好きなやつだ。美味いよ」
「ほ、う」
やっぱり見た目では市販のプリントは区別がつかず、まぁ味は違うんだろうと思って口にした。
「うんっま！ 甘い〜」
「だろう」
クロロももう1つを食べていたはずだが、すでに完食しており2つ目を手にしていた。
ここの食べ物はすべて食べ放題なのでいいんだろうが、さすがに早いのではないだろうか。
「それはこの中で一番うまいやつだが、外にはもっと美味いものを売ってる場所がある。専門店とかは特にな」
「へ〜。いつかクロロの最大のおすすめの場所に行ってみたいね」
クロロは私の言葉には答えなかった。
私もさっきとは違うであろうプリンを手にし食べてみた。
これも美味しい〜！
けど……カラメルの味の濃さが違うだけで他の違いが全く分からないんだが。
クロロに言ったら不機嫌になりそうだから言うのは辞めとこう。
早めについたため、主役はまだ登場していない。
しかし、時間も近づいてきているのでホールの人は増えていった。
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ぱるむ - 更新を待ってます。どうかよろしくお願いします！！ (2020年7月29日 9時) (
レス) id: 0d1397699c (このIDを非表示/違反報告)
ジユウジン(プロフ) - Kさん» ありがとうございます！久々の更新となってしまってすみません……。少しずつでもちゃんと進めていくのでこれからもよろしくお願いします！ (2020年3月26日 21時) (レス) id: 7b9e53fa76 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - とても面白いです！クロロとの関係とかこれからどうなっていくのかなどめっちゃ気になります！これからも更新がんばって下さい！！応援してます！ (2020年3月16日 9時) (レス) id: 2e3805e445 (このIDを非表示/違反報告)
ジユウジン(プロフ) - ぱるむさん» コメントありがとうございます！このままゆるっと進めつつ、2人の駆け引きとか上手く掛けたらいいなと思ってます！恋愛初心者で変なところもあるかもしれませんが、これからもよろしくお願いします！ (2019年12月30日 11時) (レス) id: 9a91ee94b5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ - すごく面白いです！！！こんな感じのクロロの小説を求めていたので、続きがすっごく楽しみです！！更新頑張ってください！！ (2019年12月23日 9時) (レス) id: 0d1397699c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジユウジン | 作成日時：2019年11月20日 13時
