＿第20話＿ ページ20
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車のことはよくわからないが、普通の車ではないことは周りからの目線で分かった。
多分高級車なんだろう。
「どうぞ」
「ありがとう」
クロロにエスコートされ助手席に乗り込む。
車内からはなにか独特な匂いがした。
これ、あれだ。
他人の家の匂いを嗅いだ時の感覚だ。
でもこれクロロの匂いじゃないような……。
「どうかした？」
「ううん、なんでもない！」
うん、聞くのが怖いからやめておこう！
そもそもクロロはパドキワ共和国に来るまでに飛行船を使った。
レンタルにしては通りすがる人達の目が集まりすぎなので違うだろうし、クロロの正体は盗人なわけで、まぁ……これ以上は考えたくはない。
クロロ運転の元、会場まで行く。
「ちょっと待ってクロロ」
「なんだ？」
「いや……うん。確かクロロって免許……」
「ははは」
誤魔化した！ 笑って誤魔化した！
今のところ不安な運転してるわけじゃないし良いけどさ……。
「捕まらないようにお願いします……」
「大丈夫。逃げ切れる運転技術はあるよ」
「警察に追いかけられる前に安全運転しよう！？」
「了解」
私は長く深いため息をつく。
もうすでに法律犯してるから交通ルールとか守らなそうなんだよね。
「無免については何も言わないんだね。不安じゃない？」
「え？ だってゲーセンでやった時すごいうまかったじゃん」
「ゲームとリアルは違うよ」
クロロがそういうと、ブレーキをギュッと踏んだのか車がガクンと止まった。
何が起こったのかわからず前を見ると、普通に赤信号で止まっただけらしい。
横を見てみるとクロロはニコニコ笑っていた。
確信犯だ。
「クロロ！ 安全運転！」
「そんなに怒らないでくれ。赤信号で止まっただけだろう」
「クーローロ！」
「ごめんごめん。もうしない」
クロロは笑いながら謝っているが、全然心がこもっていない。
その後、また何かイタズラしてくるんじゃないかと警戒したが、ちゃんと安全運転をしてくれた。
そして会場に到着した。
予想していたより大きな会場で驚いたが、クロロのエスコートがあったので少し安心できた。
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ぱるむ - 更新を待ってます。どうかよろしくお願いします！！ (2020年7月29日 9時) (
レス) id: 0d1397699c (このIDを非表示/違反報告)
ジユウジン(プロフ) - Kさん» ありがとうございます！久々の更新となってしまってすみません……。少しずつでもちゃんと進めていくのでこれからもよろしくお願いします！ (2020年3月26日 21時) (レス) id: 7b9e53fa76 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - とても面白いです！クロロとの関係とかこれからどうなっていくのかなどめっちゃ気になります！これからも更新がんばって下さい！！応援してます！ (2020年3月16日 9時) (レス) id: 2e3805e445 (このIDを非表示/違反報告)
ジユウジン(プロフ) - ぱるむさん» コメントありがとうございます！このままゆるっと進めつつ、2人の駆け引きとか上手く掛けたらいいなと思ってます！恋愛初心者で変なところもあるかもしれませんが、これからもよろしくお願いします！ (2019年12月30日 11時) (レス) id: 9a91ee94b5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ - すごく面白いです！！！こんな感じのクロロの小説を求めていたので、続きがすっごく楽しみです！！更新頑張ってください！！ (2019年12月23日 9時) (レス) id: 0d1397699c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジユウジン | 作成日時：2019年11月20日 13時
