＿第43話＿ ページ43
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今日は修行と勉強はなしで、人がいっぱいいるという街に出掛ける。
クロロから貰ったカバンを持っていざ出発！
「……ボノレノフ、本当に来るのか？」
「団長を1人にするわけにはいかないんじゃないか？ 行かないほうがいいのか？」
「いや……。どっちでもいい。行くぞ」
クロロの手を握って歩き始め、私とクロロの後ろをついてくるようにボノレノフが歩く。
2人で行くと思っていたが、ボノレノフもついてくるようだ。
お家から街までは結構離れていて、着いた頃には少し疲れてしまった。
「少し休むか？」
「ううん、大丈夫。ねぇどこ行くの？」
「そうだな、ひとまずこの通りを行くか。気になる所があれば寄ろう」
街の入り口から綺麗に整えられた道が広がり、いろんなお店が目に入る。
村は山奥、今のお家はコンクリートばかりの荒れ地。こんなキラキラとした場所は飛行船以来だ。
クロロが示した通りは一本道で、人も結構いる。
「全部見てみたい！」
「飲食店以外な」
私はクロロの手を離し、一番近くの店に走った。
果物屋みたいだ。
「お嬢ちゃん細いなぁ！ ちゃんと食ってんのか？」
「食べてるよ！ ノブナガが作るご飯おいしいんだよ！ ねぇおじちゃん、これなんて果物？」
「それはライチだ。特に、これは良い所から仕入れていてな。どうっすか？ いくつかお土産にでも！ 安くしときますよ」
果物屋のおじちゃんは、私の後ろをついてきたクロロを見て勧めた。
クロロは私を見て、欲しいかどうか聞いてくる。
「おじちゃん、どこで採れたやつなの？」
「ミンボ共和国って所さ」
ミンボ共和国は確か寒い所じゃなかったっけ？
ライチは暖かい所で採れるはずだし……。
「ミンボ共和国って少し寒い所だよね？ ライチは暖かい所じゃないと採れないって勉強したよ？ これ、大丈夫なの？」
「……よく知ってんな嬢ちゃん」
おじちゃんは私を驚いた目で見て少し考える。
ほんの少しして、息をふぅと吐いて立ち上がり、頭を下げた。
「申し訳ございません。これは偽物のライチで、本来ならこの掲示価格より半分程のものなんです。恥ずかしい話、実は詐欺に遭いまして……。この値段にしないと店が潰れてしまうんです」
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ジユウジン(プロフ) - かかかっかさん» お待たせしました！ 実はこの先どう話をつなげようか全く思いついておらず……笑 少しずつでも進めていきますので、続編でもよろしくお願いします！ (2020年11月23日 22時) (
レス) id: 7b9e53fa76 (このIDを非表示/違反報告)
かかかっか - 今日更新日じゃあないですかあぁーーなんて奇跡！ (2020年11月23日 13時) (レス) id: be021bd9b1 (このIDを非表示/違反報告)
ジユウジン(プロフ) - なつみかんさん» コメントありがとうございます！そんな風に言って頂けたのは初めてで嬉しいです…！私も今後書けるのが楽しみで、早く更新していきますね！体調崩せばゆっくりできるので更新できるのでは…と考えてしまいました笑 なつみかんさんもお気を付けください！ (2020年2月13日 0時) (レス) id: 9a91ee94b5 (このIDを非表示/違反報告)
なつみかん(プロフ) - かわいい...優しい気持ちになれて素敵な小説です、タイトルや種族のところを考えるとなんだか不穏ですが、それも楽しみにして更新待ってます！作者さんお身体には気をつけてくださいね！ (2020年2月12日 15時) (レス) id: a4479fa504 (このIDを非表示/違反報告)
ジユウジン(プロフ) - うらららリンゴさん» コメントありがとうございます！クラピカや主人公組……というより原作に入るまでまだまだ時間がかかりそうなのでしばらく出てこないかもしれません……。そこまで進んだ時には、ご期待に応えられるよう頑張りますので今後ともよろしくお願いします！ (2019年12月15日 9時) (レス) id: 9a91ee94b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジユウジン | 作成日時：2019年11月14日 17時
