＿第22話＿ ページ22
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「ノブナガ、アンタ自己紹介まだだろう？」
「俺はソイツをここに置くのは反対だっつってんだろ。こんな化け物に名乗る名なんかねぇよ」
化け物……やっぱりバレたんだ……。
今シャルナークに抱っこされてるのも、逃げないように捕まえてるだけなのかな……？
そんな不安が再度押し寄せて来た時、体が少し上下に揺れた。
シャルナークは片手で私を抱っこし、もう片手で赤い長方形の何かを動かしている。
「Aは化け物じゃないよ。ただ規格外なだけ。目を覚ましたよ……っと、送信！今団長に連絡したから、すぐ帰ってくると思うよ」
化け物じゃ……ない？
ちがうの？
シャルナークは長方形の物をしまうと、私の持ち方を変えた。
お尻と背中に手を回すと、シャルナークは上半身を前に曲げ、私を後ろに倒す。
私は重力によって、背中は支えられていても逆さまになる。
「わっわっわっ！」
「あっはは！」
び、びっくりした！ びっくりした！
すぐに元の体勢に戻ったが、シャルナークに対し怒りを感じ睨み付けるも、それでもまだ笑ってくる。
さらに腹が立ち、自分の頭をシャルナークのおでこにぶつけた。
「いった！ 何すんだよ！」
「シャルナークうざい！」
「は！？」
私は出せる力を出して暴れ、シャルナークの腕から逃げ出しコルトピの後ろに隠れた。
「よしよし、びっくりしたね」
「ククククッ……オッホン」
コルトピに頭を撫でられ、今の出来事を見ていたノブナガは、笑った後誤魔化すように咳払いをし、不機嫌そうな顔に戻った。
シャルナークはおでこがまだ痛むようでさすっている。
……痛かったのかな。ううん、痛かったよね。
ちょっとだけ、ごめんなさい。
まだ怒りが収まらず、心の中で謝罪をしてシャルナークから距離を置いた。
手を繋いだコルトピは一緒に付いて来てくれる。
「そんな怒ることないだろ！ あーもう知んない！」
そう言うと怒った顔でシャルナークは広場からいなくなってしまった。
その行動に胸が痛んだが、どうすればいいのかわからなかったため、ギュッとコルトピの手を握る。
「あとでちゃんと仲直りしようね」
「……ん」
仲直りをするということは喧嘩をしたということで、人生初めての喧嘩にちょっとだけ嬉しかった。
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ジユウジン(プロフ) - かかかっかさん» お待たせしました！ 実はこの先どう話をつなげようか全く思いついておらず……笑 少しずつでも進めていきますので、続編でもよろしくお願いします！ (2020年11月23日 22時) (
レス) id: 7b9e53fa76 (このIDを非表示/違反報告)
かかかっか - 今日更新日じゃあないですかあぁーーなんて奇跡！ (2020年11月23日 13時) (レス) id: be021bd9b1 (このIDを非表示/違反報告)
ジユウジン(プロフ) - なつみかんさん» コメントありがとうございます！そんな風に言って頂けたのは初めてで嬉しいです…！私も今後書けるのが楽しみで、早く更新していきますね！体調崩せばゆっくりできるので更新できるのでは…と考えてしまいました笑 なつみかんさんもお気を付けください！ (2020年2月13日 0時) (レス) id: 9a91ee94b5 (このIDを非表示/違反報告)
なつみかん(プロフ) - かわいい...優しい気持ちになれて素敵な小説です、タイトルや種族のところを考えるとなんだか不穏ですが、それも楽しみにして更新待ってます！作者さんお身体には気をつけてくださいね！ (2020年2月12日 15時) (レス) id: a4479fa504 (このIDを非表示/違反報告)
ジユウジン(プロフ) - うらららリンゴさん» コメントありがとうございます！クラピカや主人公組……というより原作に入るまでまだまだ時間がかかりそうなのでしばらく出てこないかもしれません……。そこまで進んだ時には、ご期待に応えられるよう頑張りますので今後ともよろしくお願いします！ (2019年12月15日 9時) (レス) id: 9a91ee94b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジユウジン | 作成日時：2019年11月14日 17時
