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お話《黒の時代#23》 ページ43

太宰「それで、容態は?」

森「...意識不明だよ


まるで永眠したように眠ってる」



森のその言葉に紅葉は顔を青ざめる

中也も震えていた

Aは一向に起きる気配がなかったからだ



紅葉「不吉なことを言うなッ
無事なのだろ!?」


必死に問う
早くその言葉を言って欲しいから


″Aは無事だ″


全員この言葉を待っていた



森「命に別状は無い...だが、疲れて気絶とも考えにくい

何かあるはずだ」


太宰「首領」

森「何かね」

太宰「少しお話が」



そう言って別室に移ろうとするが、
紅葉が止めた


紅葉「太宰

Aの話なら此処でせんか」


太宰「...姐さん、貴女が此れを聞けばきっと悲しむ

其れを避けたいのですが」



目を見開く紅葉
太宰が他人(A以外)を気遣うなど今まで無かった


其れもマフィアの人物で



紅葉「珍しいのう...何故じゃ」



紅葉の目付きが急に変わる

其れに太宰は溜め息をついた


太宰「Aが今まで隠してきたことですよ」

中也「あいつが...?」


太宰「彼女の異能の副作用...いいえ、




代償についてです」



【ッ!!...】




重く冷たい空気が漂う

全く気付いていなかったのか
感づいていて、避けていたのか、



森「君は其れに気付いたと」

太宰「はい、今回ので確信しました




Aの代償は_





異能使った分だけ、効果の分だけ、


意識が無くなるというものです」

お話《黒の時代#24》→←お話《黒の時代#22》


今日の文豪!

夏目漱石


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青海凪 ルナ(プロフ) - sonataさん» 無理はなさらず!楽しんで書いてくださいねー! (2018年12月8日 16時) (レス) id: cb32393a88 (このIDを非表示/違反報告)
sonata - ありがとうございます!学校とか部活とかやりながらですが、早めに更新できるようにしたいです!! (2018年12月8日 14時) (レス) id: a634f358f4 (このIDを非表示/違反報告)
青海凪 ルナ(プロフ) - 好きですこういう伏線張りまくりの話。展開はどうなるのか予測しながら読むのにぴったりの作品でした。更新楽しみにしています! (2018年12月8日 13時) (レス) id: cb32393a88 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:sonata | 作成日時:2018年12月2日 21時

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