お話《黒の時代#19》 ページ39
太宰は窓を見ながら溜め息をつく
外に出たら何があるかわからない、
幽霊だらけになっているかもしれない、
何より
まず、この塔から出られない可能性がある
″幽霊塔″
この異能なら幽霊も外には出られない
だからこそ敵は塔から出させない
太宰「Aちゃん」
不意に呼ばれて少し反応が遅れる
太宰「まだ使えるかい...？」
『...はい、問題はないですが
一度中原さんと合流した方がいいかと』
Aが丁寧に言うと、太宰は中也との通信で此方に向かうようにさせた
────
中也「よォ、
って...ンだよ此れ」
合流して真っ先に目に入ったのは
Aと太宰以外何もない、誰もいない階だった
流石に困惑した中也は、
「どういうことだ」
と浅く笑う
太宰「あぁ中也、居たの？」
中也「おい、こりゃァどうなってる」
太宰「どうって...どう？」
中也の質問にふざけて答える
何時もどうりの二人だ
『全て私がやったものです』
合流するタイミングを伺ってか、Aが現れた
中也「手前ｯ、何処から来たンだよ」
『？...一階から、此処(８階)迄ですけど』
中也「はァ!?
否、手前...異能者か」
言ってなかったですかねと惚ける
流石に中也が可哀想
『私の異能力は″異世界の殺傷″と言って
異世界や空間を操る異能力です
あ、時空間も操れますね』
そう淡々と説明をしていく、
このチート級の異能に代償がないはずがないと誰もが思うだろう
その通りだ。
Aの異能には代償がある
其れも
″数日間、意識が無くなる″
というものだ
今日の文豪！
夏目漱石
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青海凪 ルナ(プロフ) - sonataさん» 無理はなさらず！楽しんで書いてくださいねー！ (2018年12月8日 16時) (
レス) id: cb32393a88 (このIDを非表示/違反報告)
sonata - ありがとうございます！学校とか部活とかやりながらですが、早めに更新できるようにしたいです!! (2018年12月8日 14時) (レス) id: a634f358f4 (このIDを非表示/違反報告)
青海凪 ルナ(プロフ) - 好きですこういう伏線張りまくりの話。展開はどうなるのか予測しながら読むのにぴったりの作品でした。更新楽しみにしています！ (2018年12月8日 13時) (レス) id: cb32393a88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sonata | 作成日時：2018年12月2日 21時
