生きる理由を無くした少女のお話。《文スト》

お話よーん。 ページ4

あれから数日。
それは突然のことだった...


ドス「日本に行くことになったのですが、一緒に来てくれますか」


拒否権はないようです。
?がついていない


『ついていけばいいんですか？』

ドス「自由にしていただいて構いませんよ」

『珍しいですね...いつもは外出禁止なのに』


私の言葉にため息をつく
外出禁止は当たり前だろう。私はある人から逃げていたから

普通に誘拐されたこともありますけどね


ドス「普通じゃないですからね」

『心を読まないでください』



私はフェージャと雑談しながら日本に行く準備をした。

作業している間にふと疑問に思った。

『どうして日本に行くことになったんですか？』

ドス「...少々厄介な人たちがいましてね、貴方の情報を持っているんです」



私の情報...

心配そうな顔でフェージャは頭を撫でてくれた
此れは心が温かくなる
フェージャの優しさが伝わる


『...消しに行くんですか？』


そう聞くと頷く
天人五衰...危険な異能者が集まった殺人結社

でも不思議と怖くない

私を救ってくれたのはフェージャだから？

それとも


私が元ポートマフィア最高幹部だから？



どうでもいいことは忘れる
必要のないことは覚えないようにしている

じゃないと感情を戻すことが難しくなるから



私は一度、感情と呼ぶものを無くしたのだ。


『前の私は罪悪感を感じていたのかな』ﾎﾞｿｯ


私が呟くと、フェージャの顔が少し暗くなった気がした




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


ドス「太宰君との接触は、極力避けたいですね...」





黒い何かはもう、支配しているのかもしれない。

お話ごぉ。→←お話さーん。

今日の文豪！

夏目漱石

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す