生きる理由を無くした少女のお話。《文スト》

お話じゅうよん。 ページ14

『ただいまぁ...』

ドス「おかえりなさい、A」

『フェージャ!?今日は帰れないって...』

ドス「以外とすんなり終わったので」



驚く私に微笑むフェージャ

私の体は勝手に動いていて、いつの間にかフェージャに抱きついていた。

流石にフェージャも驚いていてどうかしたのかと聞いてきた



『...かった。』

ドス「何て＿」


『寂しかったｯ!!』



自分でも予想していない言葉が出て、
でもフェージャも目を見開いて私を見る



今までずっと一緒にいたから。

何も感じなくなるから。

心細かったんだとフョードルは悟った。


『フェージャ...？』

ドス「僕を必要としてくれたってことですよね、

こんなに嬉しいとは」


『うれ、しい？』

ドス「とっても嬉しいですよ。それと

すみません遅くなってしまって...」


『次はないですよ』

ドス「それはそれは」



ｸｽｯと笑いながら抱き締める力を強くしてくる

それでもAは優しく感じる、
フョードルはAの″いちばん″だから。



＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


『フェージャ、罰として私と今度お出掛けしなさい』

ドス「お出掛けですか？

罰になりませんが...」ﾎﾞｿｯ


何か聞こえたような気がしたが、無視だ無視

怒ってるんだ。私は。



『武装探偵社っていうところの一階にあるお店なんですけど、』

ドス「武装探偵社ですか？」

『私が働いている会社です。
社員の皆さんすっごく優しいんです』


嬉しそうに語るAと逆に

ゴーゴリとフョードルは──────────

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今日の文豪！

夏目漱石

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