連合と異端者8 ページ10
「どうぞ」
奈良さんにお茶を渡された俺は困った笑みを浮かべながら受け取る。
奈良さんはそのまま俺の向かいに座り、
「いい眺めやなぁ」
と半笑いでお茶を啜っている。
その視線を追うと『反省中です』というプレートを首にかけ、この部屋の隅で正座をする連合メンバー3人が目に映った。
奈良さんの雷が落ちた結果だ。何故か大阪さんことオスマンさんまで巻き込まれている。可哀想に。
奈良さんに倣ってお茶を啜っていると「助けて」というような目線が3人から向けられる。数分経ったからそろそろ助けた方が良さそうだった。
「奈良さん、そろそろ許してあげませんか」
「...せやな」
途端3人が足を崩した。痺れた様で、そのまま動かない彼らを横目に奈良さんは涼しい顔でお茶を飲む。
「でお前らもう用は無いんやろ、帰れや」
「実はA君見に来ただけじゃないんよ今日」
オスマンさんはそう言って扉を見た。
「新しい連合メンバー紹介するめう」
「え？」
「失礼しまーす」
一人の青年がひょっこりと扉を開けて顔を出した。
知り合いのようで、奈良さんは頭を抱えた。
「先日まで沖縄に幽閉されてたシャオロンでーす」
彼は明るくそう名乗った。
瞬間、奈良さんは絶望したような顔で数歩よろめいた。
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皆さま体調管理はしっかりとしましょう
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わらび餅(プロフ) - コメント失礼します。いつも、主人公の行動力の高さを尊敬し、メンバーとの絡みは楽しく読ませていただいています！何者かは彼だけが知る41で多分、誤字だと思われる文がありました。下から、空白を合わせて17行目の文の機械が機会になっていました。長文失礼しました。 (2021年3月1日 15時) (
レス) id: 388ad0ca6a (このIDを非表示/違反報告)
都築(プロフ) - 失礼します。更新再開めっちゃ嬉しいです!!応援してます。体調には気をつけて頑張ってください。 (2021年1月18日 21時) (レス) id: e5f03274fe (このIDを非表示/違反報告)
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