彼は戦争屋ではない20 ページ22
「...大阪さんに要請すればいいのでは？」
「三重県と戦ってて相手にしてくれなかったんで...」
「俺後ろから山陰陽州に宣戦布告しましょうか？」
「え？」
「でもそれだと連合との協力関係バレますかね...兵庫まで宣戦布告したらバレないですか？」
「え、いやあの」
机を見ながら考えていた俺はその声で大先生の方を向く。初対面時の奈良さんのように顔が引き攣っておりドン引きしていた。
「...なんで引いてるんですか、真剣に相談に乗ってるのに...」
「...あの、武器貸して貰えたらそれでいいんで...何とかするんで...」
一気により低姿勢になった大先生をみて俺は「今最新型戦車研究しててもう終わるのでその技術あたりでも貸しますね」と返事をすると「ありがとうございます！」と握手をし、
「じゃあ俺戦線に戻るんで！お願いします！」と大慌てで出ていった。台風のようである。
そこから1週間後に俺は兵庫県へ技術を提供した。と同時にいくつかの戦車を貸し出した。南海州の協力もあり、そこから兵庫県は攻勢へ転じるのだがそこで俺は近況報告を受けるのをやめた。
そして俺は正当化していた大分県へ宣戦布告。即座に前線を押し上げていった。
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「勝てた...マジキツかったわー」
「いやよう勝てたな？」
対三重県と対山陰陽州の報告会と称した今回の会議。先程、南海州との山陰陽州の領土取り分けについて話し合っていた大先生がこちらの報告会に遅れて合流した。開口一番そう言った大先生に素直に感想を述べる。
「お前他県より戦車技術進んでんの？技術交換しようや」
コネシマがそう提案すると大先生は苦虫を噛み潰したような表情で「あの技術は別の県から借りたやつやで？」とサラッといった。
「え？」
「え？」
「え？」
「え？」
オスマンを始め俺、コネシマ、シャオロンも同じ反応で大先生を凝視する。
「お前何無断でライセンス生産要請出してんねん！！！どこに要請したんや！？」
「北のボリシェビキやないか？」
俺とコネシマが大先生を思いっきり睨む。言い訳が開始される前に彼の携帯電話が鳴った。着信のようだ。
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北のボリシェビキは北海道の事です(動画参照)
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わらび餅(プロフ) - コメント失礼します。いつも、主人公の行動力の高さを尊敬し、メンバーとの絡みは楽しく読ませていただいています！何者かは彼だけが知る41で多分、誤字だと思われる文がありました。下から、空白を合わせて17行目の文の機械が機会になっていました。長文失礼しました。 (2021年3月1日 15時) (
レス) id: 388ad0ca6a (このIDを非表示/違反報告)
都築(プロフ) - 失礼します。更新再開めっちゃ嬉しいです!!応援してます。体調には気をつけて頑張ってください。 (2021年1月18日 21時) (レス) id: e5f03274fe (このIDを非表示/違反報告)
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