第168話 あの頃となんら変わらぬ ページ20
妲己「───ふむ」
Aと入れ替わり、手を握って感触を確かめる。
やはり、生身の肉体はいい。このまま戦線離脱といきたいところじゃが、そんなことをすれば、罰を受けるのはわっちの方……致し方がない。小童の元へ向かうとするか。
23:09 道玄坂 109前───
妲己「ん？貴様…何故ここに……」
宿儺「妲己…！」
小童の元へ飛んだはいいが、何故かそこには宿儺の姿があり、わっちの顔は自然と歪む。
Aよ……初めてお主を恨みそうじゃ──宿儺の側にいる小童は見たところ仮死状態。もう1人のガキを道連れに調伏の儀に巻き込んだというところか。宿儺が掴むガキを死なせれば、小童の死も確定……そんなことになれば、Aに殺されるのう。
小童を生かすには、異分子のわっちか宿儺が式神を倒し、調伏の儀を無かったことにする必要があるのう。
重面「(宿儺に加えて妲己…！？どうなってんだよ！)」
妲己「久しぶりじゃのう、宿儺。再会のハグでもしたいところじゃが、残念ながらお主に構ってる暇はない」
宿儺「ケヒッ。奇遇だな、俺もだ───妲己、貴様の“毒”はアレにも効くか？」
妲己「さぁ……どうかのう……お主があまりにも手こずるようじゃったら、試してやらんこともないぞ」
宿儺「フン…相変わらず生意気な女だ……さて、味見……といった所だな」
直後、式神が動いた。わっちは後ろに飛び退き、式神から距離を取る。宿儺が式神の攻撃を受け止めると、凄まじい風圧がこちらまで飛んできた。
妲己「やれやれ……相変わらず野蛮な奴じゃのう」
宿儺「｢解｣」
妲己「チッ……こっちに斬撃を飛ばすでないわ…！」
扇子をひと振りして、斬撃を弾き飛ばせば、宿儺は「その調子で伏黒恵を守れ、妲己」と命令してきた。
妲己「わっちに命令するな」
宿儺「ケヒッ、昔を思い出すなぁ…」
第169話 似ても似つかぬ空の色→←第167話 嫣然たる笑みに爛れた
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セシル(プロフ) - ityeveさん» ityeve様初めまして。いつもありがとうございます。こちらではお答え兼ねますので個別でメッセージを送らせて頂きます。 (1月4日 10時) (
レス) id: 7fa00bc5ae (このIDを非表示/違反報告)
ityeve(プロフ) - 初めまして、色々な作品を拝見させて貰っていますがどれも本当に大好きです！移行先を教えて頂いてもよろしいですか？ (1月3日 4時) (レス) @page28 id: 1f8c14fd9f (このIDを非表示/違反報告)
セシル(プロフ) - プスメラウィッチさん» あくまでも原作沿いで進めたいので、今後の展開によりますが、必ず再会はさせます (2021年6月3日 9時) (レス) id: 7fa00bc5ae (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟は助けて欲しいです。後、五条悟と夢主ちゃんと再開して欲しいです。五条悟を早く助けて欲しいです。お願い出来ますか？ (2021年6月3日 9時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
セシル(プロフ) - ミラさん» ありがとうございます！いよいよ地獄の渋谷編です(T_T)夢主の性格上死にかねないですよね(遠い目)全てをすっ飛ばして再会させてあげたいのが本音です。ミラ様の望む展開に進めるか分かりませんが、頑張りますので今後ともよろしくお願いいたします^^* (2021年1月26日 17時) (レス) id: 7fa00bc5ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セシル
| 作成日時：2021年1月21日 23時
