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第三話 ほどかれたもの ページ4

優一郎「──何で、俺がパシリ……何でら俺が…」

与一「ご、ごめんね。僕のせいで…」

民間人にパシリに使われた優の一歩後ろを、私はついて歩く。そんな私の隣を歩く久しき人物に、私は声をかけた。

『まさかこんな所でお会いすることになるなんて思っていませんでした……お久しぶりです、シノア姉様』

柊シノア──私の義姉にあたるお方だ。過保護な兄達のせいか、この人に会ったのは片手で数えられる程度しかないのだけれど。

シノア「私もですよ、Aちゃん。なんか、少し大人っぽくなりましたね──あー、そっか。Aちゃんに大人の雰囲気が出てきたのは、“中佐のおかげ”ですね」

『…お願いですから少し黙ってもらえますか…?』

シノア「あはは、顔赤くなってる……相変わらず、反応が初心で可愛いですね」

これが身内じゃなければ、私は恐らく武器を手に取り、命を刈り取っていただろう。
ニタニタと笑う義姉に対する怒りを鎮め、平常心を保って、話題を変える。

『……グレンが何を考えてるかは知りませんけど、優に友達なんて到底できると思いません』

シノア「Aちゃんの意見に賛同します。でも…彼、情報と違って意外といい奴だったので、可能性はゼロではないでしょう」

『だといいのですが……』

優一郎「おい、シノア!A!おまえらも持てよ!!」

シノア「あはは、面白いジョークですねぇ〜」

『………』

優にはデリカシーというものがない。馬鹿だから。それに、人の名前すらまともに覚えられない。馬鹿だから。そんな奴が友達作りだなんて……先が思いやられる。

『まぁ……いい奴ってのは、あながち間違いではないけど』

その時、私達の背後にある校舎がいきなり爆発した。それと同時に、緊急警報が学校中に鳴り響いた。

第四話 あたらしい日に→←第二話 ハローコール



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セシル(プロフ) - 雪幢さん» こちらこそまたお越しいただきありがとうございます!以前、コメントを返信できなくて申し訳ないです(T_T)今後の展開は一応浮かんでいるのですが、私もどうなるかわかってません(笑)今後ともよろしくお願いいたします(^^) (2015年11月26日 11時) (レス) id: 87ed51745e (このIDを非表示/違反報告)
雪幢 - 更新ありがとうございます!グレンのことを大切に想っている主人公ちゃんがほんと健気でかわゆいです(*´`*) 原作読んでると、今後主人公ちゃんがどうなっちゃうのかと心配になります。。。今後の展開が楽しみです♪ (2015年11月23日 23時) (レス) id: f0aa761702 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - わざわざ質問答えてくださってありがとうございます!!!!!これからも応援しています(≧∇≦) (2015年8月14日 22時) (レス) id: afde7ff475 (このIDを非表示/違反報告)
セシル(プロフ) - ルカさん» そんなもったいないお言葉までいただき本当にありがとうございます(T_T)夢主は優たちと同い年ぐらいです! (2015年8月13日 19時) (レス) id: fbea12f221 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - すごくおもしろかったです!作者様は文才ありすぎですね!!!うらやましいです!グレンカッコイイ!あっすみません!1つ、質問いいですか?夢主ちゃんって何歳くらいなんでしょうか? (2015年8月13日 14時) (レス) id: afde7ff475 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セシル | 作成日時:2015年5月18日 22時

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