第十一話 雑踏とイデア ページ12
グレン「ああ、揃ったな。じゃ、今からおまえらに命令を……」
三葉「現れたな、柊シノア！！」
シノア「はーい、私が現れましたよ。みっちゃん」
グレン「おい、シノア。喧嘩すんなよ。三葉は、これからおまえの分隊に入れ……」
シノア「もちろん、大丈夫ですよ、中佐。私は大人なので、実力のない負け犬の遠吠えなど、ひらりふわりとかわしてみせます」
三葉「…ぶっとばす！！！」
シノア「あはは〜」
武器を出す二人を見て、グレンは頭を抱えた。
『──仲裁しようか？』
グレン「いい。俺がやる」
そう言って、グレンはいとも簡単に、二人の武器を弾き飛ばした。
あーあ、可哀想に──……。
グレン「逆らうなよ。これ以上、上官の俺に面倒かけんなら独房に入れんぞ」
シノア「ありゃりゃ」
三葉「う……すみません…」
『……女の子の首掴むなんて、ひどーい』
グレン「おまえもやってやろうか？」
『あはは、遠慮しとくー』
グレン「…とにかく、こいつがおまえらの新しい仲間……三宮三葉だ。月鬼ノ組は、基本5人1チームで動く。5人以下で武装した吸血鬼とぶつかると、殺される可能性があるからな」
『この城壁を出た瞬間から、どんな状況でも、決して仲間割れや単独行動は許されません。いいですね？』
シノア「と、いうわけです。いいかね？ミスター猪突猛進」
優一郎「はっ、約束できねぇな。目の前に吸血鬼がいたら、俺は一人でも……」
優の言葉を遮るかのように、三葉さんが優に蹴りをいれる。優は、とっさのことにもかかわらず、しっかり反応して、三葉さんの蹴りを受け止めた。
優一郎「……何すんだよ」
三葉「ふぅん、反応はいいな。だが、あたしはおまえのような馬鹿が一番嫌いだ。おまえのような奴が、部隊を危険にさらす」
優一郎「俺は別に、おまえと喧嘩したいわけじゃねぇから、つっかかってくんなよ」
三葉「……わかりました、グレン中佐。つまり、あたしがこいつを教育するというわけですね？」
グレン「…いや、そういうシノアもおまえも、十分問題児だから」
三葉「あたしのどこが問題児なんですか！！？？」
『あはは……三葉さんって、本当に面白いですね』
グレン「とにかく、ここにいる奴らが、おまえらの仲間だ。仲間は家族以上の存在だ。命懸けで守れ。んじゃ、このチームに初任務を与える」
第十二話 じぶんを信じて笑ってごらん→←第十話 フレンズ・ガールズ
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セシル(プロフ) - 雪幢さん» こちらこそまたお越しいただきありがとうございます！以前、コメントを返信できなくて申し訳ないです(T_T)今後の展開は一応浮かんでいるのですが、私もどうなるかわかってません（笑）今後ともよろしくお願いいたします(^^) (2015年11月26日 11時) (
レス) id: 87ed51745e (このIDを非表示/違反報告)
雪幢 - 更新ありがとうございます！グレンのことを大切に想っている主人公ちゃんがほんと健気でかわゆいです(*´`*) 原作読んでると、今後主人公ちゃんがどうなっちゃうのかと心配になります。。。今後の展開が楽しみです♪ (2015年11月23日 23時) (レス) id: f0aa761702 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - わざわざ質問答えてくださってありがとうございます!!!!!これからも応援しています(≧∇≦) (2015年8月14日 22時) (レス) id: afde7ff475 (このIDを非表示/違反報告)
セシル(プロフ) - ルカさん» そんなもったいないお言葉までいただき本当にありがとうございます(T_T)夢主は優たちと同い年ぐらいです！ (2015年8月13日 19時) (レス) id: fbea12f221 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - すごくおもしろかったです！作者様は文才ありすぎですね！！！うらやましいです！グレンカッコイイ！あっすみません!1つ、質問いいですか?夢主ちゃんって何歳くらいなんでしょうか? (2015年8月13日 14時) (レス) id: afde7ff475 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セシル
| 作成日時：2015年5月18日 22時
