検索窓
今日:11 hit、昨日:16 hit、合計:123,126 hit

第四十二話 消滅派シグナル ページ43

Aさんが夜兎工を挑発したため、神威さん達の後ろにいるヤンキー達がもともと恐ろしい形相をさらに歪ませて、ブチ切れた。

「ふざけんなァ!」

「全殺しにするぞ、ボケェェ!」

『あ?殺れるもんなら殺ってみろや、コラァ』

新八「ちょっと、Aさんんんんん!?何挑発してんですか!!休戦の交渉はァァァ!?」

『私、交渉するなんて一言も言ってないんだけど』

来島「A……かっけぇっス!!さすがっス!!また子、一生ついて行くっスゥゥゥ!!」

新八「いや、そんな事言ってる場合です……」

刹那、僕の横を何かがものすごいスピードで通り過ぎた。後ろを振り返ると砂埃がはれ、地に伏せるAさんの姿が現れた。

来島「A!!」

新八「Aさん!?」

神威「あり?手加減したつもりなんだけどなァ…」

どうやら、Aさんは神威さんに殴り飛ばされたようだ。

神楽「か、神威……!」

神威「A、油断しすぎだよ。ここは戦場なんだか……っ!」

神威さんは言葉の途中で夜兎工陣営の方まで吹っ飛んでいった。

「「ば、番長!!!」」

『て……てめー、神威!!なに不意打ちかましてくれてんだ、コラァ!!あれですか?不意打ちじゃないと私を殴り飛ばせないってか?お前のせいで口ん中切れちまったじゃねえか!甘いもの食べる時しみるだろうが、コノヤロー!!』

河上「元気そうでござるな」

岡田「むしろ、さっきより元気になってないかい?」

Aさんは血をペッと吐き出し、屈伸をし始めた。

『おい、神威。いつまで狸寝入りしてるつもりだ?早くかかってきな』

阿伏兎「ホント、威勢のいい嬢ちゃんだ……なぁ、番長」

神威「イテテ……俺よりAの方が酷くない?アイツ、殴るじゃなくて顔蹴り飛ばしてきたんだけど」

阿伏兎「どっちもどっちだろ。で、どうすんだ?開戦といくかい?」

神威「……いや、俺は帰るよ。今回の目的は、Aじゃなくて高杉だし」

阿伏兎「おいおい。じゃあ、なんでちょっかい出したんだよ。こいつ等じゃ、あの嬢ちゃんの相手はつとまんねーぞ。それこそ全滅させられちまう」

神威「仕方ないから阿伏兎、お前に譲ってやるよ……殺られないよう気をつけないよ」

神威さんは踵をかえした。兵達が神威さんの通る道を開ける。

『は?何、あいつ帰るの?』

阿伏兎「そーいうことだ、嬢ちゃん。番長はもうお帰りになるが、俺たちゃひと暴れしてから帰るぞ」

第四十三話 プリズムキラー→←第四十一話 ポッケの暴力



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (111 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
161人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 3年Z組
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

セシル(プロフ) - ザクロさん» ごめんなさい。こちらの作品は銀八先生シリーズですので、銀時として出てくることはないと思うのですが、どこか誤字でもありましたでしょうか…… (2020年5月7日 20時) (レス) id: 7fa00bc5ae (このIDを非表示/違反報告)
ザクロ - 銀時だと思います (2020年5月7日 20時) (レス) id: 2d5813c050 (このIDを非表示/違反報告)
セシル(プロフ) - 綴さん» ありがとうございます!そう言っていただけて光栄です! (2015年10月29日 14時) (レス) id: fbea12f221 (このIDを非表示/違反報告)
セシル(プロフ) - 狂乱の貴公子さん» ありがとうございます!更新の際はまた遊びに来てください! (2015年10月29日 14時) (レス) id: fbea12f221 (このIDを非表示/違反報告)
- 貴方のような作者様に出会えて良かった! この作品にはお世話になっております! 私、妹系のお話好きなんですよ(苦笑)  これからも、更新ファイトです!!!! (2015年10月21日 21時) (レス) id: edf458bfd6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:セシル | 作成日時:2014年2月17日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。