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六発目 フラグ回収乙でした…ちくしょう ページ9

上がった息を整えていると、追うように足音が聞こえた。


くっそ、もうバレてやがる。

出てきたのは緑の人と桃色の人。

「…みーっけた。」

「探したよ。手こずらせないでよねー。」

嘘つけ、最初からわかってたくせに。

『……何の用?ストーカーみたいにしつこく…サツでもなさそうだし。』

ふたりなら、まだ話せる。

「…あ、さっきより話してくれた!わー、ありがとう!君可愛いね、やっぱり撃たなくて正解!カラ松兄さんとかマジありえないよね、足とはいえ女の子のこと撃つなんて…」

自然に手を取られる。正直、怖い。気持ち悪い。触らないで。

「一松も同じことしてたよね?…あ、そうそう。でさ、家に来ませんか?マフィアの一員として。」

『何言ってんの?離して。行きません。
…人に関わりたくない。』

手を振り払う。

桃色の人は残念そうな顔をした。でも嫌なもんは嫌なの。

「なんで関わりたくないの?やっぱり過去のこと?」

……なんで、知ってるの。
なんで私のことを知ってるの、なんで私の名前を、苗字を、過去を知ってるの?何かあった?何もしてないはず、だって、私ずっとひとりだった。何この人たち気持ち悪い。

『っ……なんで。知ってるの。気持ち悪い。

…人の心に土足でずかずかと。最低。』


「ひどくない、Aちゃん。いきなり最低だなんてー…」


赤い人の声が聞こえた。
人と話すことに慣れていないためこっちに集中しすぎた。


いつの間にか、いたみたい。

怖い。



動揺を隠すように距離を取る。

しかし後ろには紫色の人がいて。

「何逃げようとしてんの?……もう逃がさないから。面倒なことしてくれちゃってさ」

腕を掴まれた。

恐怖と戦慄が身体中を駆け巡って一気に吐き気と頭痛が襲ってくる。

『ひっ……は…離して…!いや……!!!』

先程より強い力で蹴飛ばす。

紫色の人は数メートルほど後ろに飛んだ。

「っ…なかなか強い蹴りですね、気持ち良かっ……違う、面倒なことしてくれて。」

何か言いかけたけど気にしないでおこう…
逃げたいけれど、一歩動いたらきっと命はない。

「ねえAちゃん。俺の話、聞いて?」

そう赤い人に言われる。

しぶしぶ、了承した。

『…短時間で済ませてください』


「どうかなぁ、無理かもね。君次第だよ、早く終わるかは。」

緑の人に忠告されて絶対早く終わらせないと、と思った。

なんとなく察せるけれど、内容は『相手のファミリーに入るかどうか』。

行きたくないなぁ。

七発目 交渉しようか。NOとは言わせないよ。→←桜荘*作者のお部屋



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れい - おそ松兄さんがいいです!!大好きなんです!更新頑張ってください! (2016年1月16日 19時) (レス) id: 405b985d2c (このIDを非表示/違反報告)
- おそ松オチがいいです!頑張ってください! (2016年1月14日 15時) (レス) id: 98c5b52946 (このIDを非表示/違反報告)
優維 - おそ松がいいです!! いつも面白い作品を、ありがとうございます!! (2016年1月14日 7時) (レス) id: 845e7660f5 (このIDを非表示/違反報告)
ソメイヨシノ(プロフ) - はるさめさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけるとすごい嬉しいです…!あ、なんか目頭が熱く…(´;ω;`)ウッ…こちらこそ、良縁がございましたようで何よりです!是非楽しんでくださいね! (2016年1月10日 16時) (レス) id: 55914f348c (このIDを非表示/違反報告)
はるさめ(プロフ) - あなたの作品で占いツクールを知りました!ありがとうございます!! (2016年1月10日 13時) (レス) id: f5fb11865f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ソメイヨシノ | 作成日時:2015年12月22日 1時

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