五発目 初めまして、松野さん ページ7
…本当に気味が悪い。活動時間まで把握されてるなんて。
仕方ないから声を上げてみる。
『…何の用です？寝ていたいのでおかえりくださいませ。』
とは言ってもここまで警戒心高すぎると寝れるものも寝れないけど。
すると、外から
｢…そうやすやすと帰るなんて思ってて言ってんの？アホなの？｣
と先程帰りたいとか言ってた人が言ってきた。
帰りたいんじゃねぇのかよめんどくせぇな。
『……何しにきたんですか？』
｢Aちゃんとお話したいなぁ、って。ダメかな？｣
何この人あざとい。
面倒くさいなぁ…なんなの…ほんっとにもう…
帰れよ…他人と干渉するの嫌なんだけど。面倒くさい。
ひとりにしてよ。たくさんの人に囲まれると吐き気がする。
今だって心臓が跳ね上がりそうなほど脈打ってる。
『…何の話？こっちは話したくないから早く帰れ。』
震える声になったけれど。それでも私は帰って欲しい。
｢おじょーちゃんさぁ、俺んち来ない？｣
…何言ってるの？
｢あとねー、ドア越しだと声が良く聞こえないから開けて？｣
嫌だ。なんで、顔も見たくない。６人に囲まれることを考えると本当に吐き気がする。
それに、開けた瞬間蜂の巣とか、取り押さえられたりとかも有り得る。
まぁドアを壊してこないあたりそのへんの奴らより出来ることは間違いないけれど。
あぁ、そうだ。
開けた瞬間逃げるようなイメージで。相手はどの辺に立ってる？感覚で、声の位置で、空気の流れで掴み取る。
…隙のある1点、見つけた。
がちゃりとドアを開ける。
｢あ、やっと開けてくれた。わぁすっごく可愛いね……って…え？｣
赤い人、一番喋っていたのこの人か。まぁその人の言葉を無視してとにかく走る走る。すると余裕そうな声が聞こえた。
｢…わぁびっくりした。まぁ想定内だけどね。カラ松兄さん、逃がしちゃダメだよ！！｣
｢ＯＫ、任せろトド松。｣
また足元を撃たれる。軽く跳ねて避けたけど。
｢カラ松兄さんまた避けられてるよ！！｣
｢は？またぁ？…流石クソ松、使えねぇ。｣
今度は四発。
あっぶないよ、何してくれてるの！？
まあ当たってないけどさ。
｢…は、避けられたんだけど。｣
｢一松でも無理なんだ…凄いね、トド松は？｣
｢え、僕？…んー……女の子撃てない。｣
よっしゃ女子に甘いやつで助かったお前だけライフル持ちだからね危ない危ない…。
…とりあえず別の路地裏に身を潜めた。すぐ見つかるんだろうけど。
桜荘＊作者のお部屋→←四発目 逃げ切ったかな？はフラグだよね
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れい - おそ松兄さんがいいです！！大好きなんです！更新頑張ってください！ (2016年1月16日 19時) (
レス) id: 405b985d2c (このIDを非表示/違反報告)
郷 - おそ松オチがいいです！頑張ってください！ (2016年1月14日 15時) (レス) id: 98c5b52946 (このIDを非表示/違反報告)
優維 - おそ松がいいです!! いつも面白い作品を、ありがとうございます!! (2016年1月14日 7時) (レス) id: 845e7660f5 (このIDを非表示/違反報告)
ソメイヨシノ(プロフ) - はるさめさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけるとすごい嬉しいです…！あ、なんか目頭が熱く…(´；ω；｀)ｳｯ…こちらこそ、良縁がございましたようで何よりです！是非楽しんでくださいね！ (2016年1月10日 16時) (レス) id: 55914f348c (このIDを非表示/違反報告)
はるさめ(プロフ) - あなたの作品で占いツクールを知りました！ありがとうございます！！ (2016年1月10日 13時) (レス) id: f5fb11865f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソメイヨシノ | 作成日時：2015年12月22日 1時
