三十五発目 合流成功！！っしゃっ！！ ページ42
カラ松が居るはずの場所へ音を頼りに駆け抜ける。
後ろから｢あっ、おい！！Aちゃん！！｣って聞こえたけど知らない。
今は苦戦しているであろうカラ松が最優先。
それにまだ八千草が生きてたら私がトドメという話だ、なんならトドメを刺したい。
音が一番聞こえる部屋に入る。
＿＿＿＿＿くそ、壁一枚挟んで向こう、か。
どうしよう。
あ、そうだ。
『誰でもいいや、弾沢山ある人。』
なんだかんだ付いてきてくれている後ろの四人に声をかけてみる。
チョロ松が手を挙げてどうかしたのか問いかけてくる。
やることは、一つ。
『この壁撃って欲しいの。一発だけ。』
壁を指させば不思議そうな顔をされる。
君達は気づかないかもしれないけど、この向こうにカラ松がいるよ。
｢…まぁ、いいや。はいっ！！｣
大きな破裂音と金属音が鳴る。
銃声を間近で聞くのは初めてだ、なんか五月蝿い。
…うん、銃弾がいい感じにめり込んだ。
あとはここ目掛けて…
思いっきり、蹴る。
漫画みたいに上手くいくわけがないだろ、って？
残念、壁に穴あきました。
穴が空いた瞬間にしん、と静まり返る。
私だけ浮いてるみたいに。この感覚は嫌いだ、だって屋敷と似ているから。
『……何で黙るの。カラ松、無事？』
小さな穴からべリベリと壁をはがして穴を大きくする。それをくぐってカラ松に声をかける。
うわぁ、返り血ばっかだ。
真っ赤っかな応接室。カツラギは居ない。
その場にいるのは、カラ松と、八千草と思しきオッサンと、そいつの部下らしき奴ら3人。
お、意外と少ないぞ。
やっと存在に気づいたのか、オッサンが何をしている、殺せ、とわめきたてた。
しかしもう遅い。トドメ、って言われてるからね。
ナイフを持って一気に間合いを詰める。
狙うは相手の心臓。
『…っらあッ！！』
グサリ、の音が似合いそうな感覚。
肉を引き裂いて差し込む感覚が手のひらに伝わってくる。
それと同時に頭が殺してしまったんだな、と理解する。
けれど、罪悪感なんか消え失せてしまったから沸かなかった。
短く低い呻き声をあげて八千草が倒れた。
このオッサンに恨みはないけど仕事だから仕方ない。
お金のためなら。
｢助けに来てくれるとは、な。流石A、俺のエンジェル、マイハニー…さぁこれから俺と__｣｢カラ松兄さんが無事そうで何よりだけど…
アンドロイドは？｣
…あ、忘れてた。
三十六発目 アンドロイド救出作戦→←三十四発目 一方その頃…#カラ松side
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れい - おそ松兄さんがいいです！！大好きなんです！更新頑張ってください！ (2016年1月16日 19時) (
レス) id: 405b985d2c (このIDを非表示/違反報告)
郷 - おそ松オチがいいです！頑張ってください！ (2016年1月14日 15時) (レス) id: 98c5b52946 (このIDを非表示/違反報告)
優維 - おそ松がいいです!! いつも面白い作品を、ありがとうございます!! (2016年1月14日 7時) (レス) id: 845e7660f5 (このIDを非表示/違反報告)
ソメイヨシノ(プロフ) - はるさめさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけるとすごい嬉しいです…！あ、なんか目頭が熱く…(´；ω；｀)ｳｯ…こちらこそ、良縁がございましたようで何よりです！是非楽しんでくださいね！ (2016年1月10日 16時) (レス) id: 55914f348c (このIDを非表示/違反報告)
はるさめ(プロフ) - あなたの作品で占いツクールを知りました！ありがとうございます！！ (2016年1月10日 13時) (レス) id: f5fb11865f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソメイヨシノ | 作成日時：2015年12月22日 1時
