三十四発目 一方その頃…#カラ松side ページ41
A達と別れて葛城さんの護衛に着く。
正直に言うとA直々に指名された時心臓止まるくらい嬉しかった。
だがしかし、俺は静寂と孤独を愛する男、その程度のことじゃ動揺しない。
しかしAに言われたんだ、今回はやる気満々さ。
八千草グループとやらのボスと対談…。目的はアンドロイドの奪還。
しかし兄貴やA達は完全に殲滅に目がいってる。本来の目的を忘れてないだろうな?
まあ、きっと、チョロ松が何とかしてくれるさ。俺は俺の仕事に集中しなければ。
よく分からない内容の会話をただただ聞き流すだけ。
相手が動いたら俺も動けばいい。もちろん葛城さんは護るが。
話を聞いていると、急に葛城さんが核心をつく発言をした。
「ねぇ秀夫くん、僕のアンドロイドいい加減返してくれない?」
目的の中に入っていたんだ、少し心が揺れた。なんだかこう、悪魔が俺の心をかき乱しているような…。
すると八千草は「知らねぇな。何?まだ追ってたのかよ。ぜってーほかの奴だって。」と緩い返事をする。
しかし俺は機会には疎いからアンドロイドがどういう構造なのか全く持ってわからない。どういう造りなんだ?まぁそれは後で教えてもらおう。
暫く返せ、知らない、のイタチごっこが続いた。最後に八千草が遂にキレて部下に発砲させようとした。
…仕事だ。
懐に入っていた拳銃で相手の銃を弾く。そしてすぐに葛城さんの前に割って入る。
「おいおい、依頼主を殺されちゃあ俺が困るんだ。」
サングラスをカチャリと直す。痛いと言われたが相手にダメージを与えられているなら良いだろう。
ところ構わず撃ってくる八千草の連中。そんなキマらない弾じゃ当たらない、むしろオモチャだ。
今度は俺のこの手が真っ赤に燃えるぜ?返り血で、な。
素早く回って相手の鳩尾に一発。
それだけで気を失う。なんだ、弱いじゃないか。
「葛城さん、逃げてください。お前ら、マイマスターは護れよ?」
部下を護衛に着けさせ、葛城さんに逃げるよう促す。
葛城さんが部屋から出た直後にガラスの割れる音がした。それと同時に1人が倒れ込む。
トッティ、か。流石マイブラザー、良い弾道だ。
遠くから微かに銃声や血の匂いがする。あちらも上手くやってるようだな。
さて、孤独でクールな俺をどこまで楽しませてくれるのかな?
拳と銃は俺の愛の証さ。
三十五発目 合流成功!!っしゃっ!!→←三十三発目 休息したい。疲れた。
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れい - おそ松兄さんがいいです!!大好きなんです!更新頑張ってください! (2016年1月16日 19時) (レス) id: 405b985d2c (このIDを非表示/違反報告)
郷 - おそ松オチがいいです!頑張ってください! (2016年1月14日 15時) (レス) id: 98c5b52946 (このIDを非表示/違反報告)
優維 - おそ松がいいです!! いつも面白い作品を、ありがとうございます!! (2016年1月14日 7時) (レス) id: 845e7660f5 (このIDを非表示/違反報告)
ソメイヨシノ(プロフ) - はるさめさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけるとすごい嬉しいです…!あ、なんか目頭が熱く…(´;ω;`)ウッ…こちらこそ、良縁がございましたようで何よりです!是非楽しんでくださいね! (2016年1月10日 16時) (レス) id: 55914f348c (このIDを非表示/違反報告)
はるさめ(プロフ) - あなたの作品で占いツクールを知りました!ありがとうございます!! (2016年1月10日 13時) (レス) id: f5fb11865f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ソメイヨシノ | 作成日時:2015年12月22日 1時