【マフィア松】最凶少女と最強六つ子

二発目 干渉してみない？#おそ松side ページ4

※時系列的には一発目よりも数日ほど前のことです。



俺達マフィアやってんの！

…え、知ってる？だよねー。



でさ、俺達が本拠地置いてるこの路地裏。

なんかさー、狼いるらしいじゃん？

俺達的には荒らされたら困るの、だって任務見られたら殺すしかないじゃん？

なんで荒らしてるのかも誰がやってんのかも知らないし。


おそ｢…気になんなぁ。｣

チョロ｢何が気になるって、おそ松兄さん？｣

トド｢情報収集なら僕達に任せてよ！｣

………やばい、超ビビった。後ろから急に来られてクソびびった。

そのせいで椅子から落ちた。で、背骨うった。痛てぇ…何しやがる…

おそ｢なんだよ！！びっくりさせんなよ！｣

チョロ｢反応が過剰過ぎて僕がびっくりしたんだけど。｣

トド｢おそ松兄さんおもしろーい！…で、何が気になるの？｣


おそ｢狼。｣


…狼っつったって群れな訳でもない。寧ろ群れなんて片っ端からオカタヅケ、してるから群れなんかいない。


つまり一匹狼。


名前すら掴めないなんておかしい。
荒れ方なんてたいてい人が転がってるだけ。

現金だけきっかり無い。

身分証、カードなんかは残ってても現金だけこぞって空っぽの財布が落ちてるだけ。


乞食…にしてはやり方がえぐいんだよね。


時折遺体が転がってるし。


ぜんぶ共通なのは、喉元を切り裂かれてること。

弾痕は一切合切なく、ある傷は蹴ったような打撲痕と切り傷のみ。


これだけあればわかるかもしれない。でも、逆にいえば、それしかないのだ。

足跡も、指紋も、上に書いたもの以外は何にもない。


だから誰がやってるかわからない。


トド｢狼？…それってさ、路地裏の小さな一匹狼ちゃんのこと？｣


…何それ？美味しいの？


チョロ｢いやうまくねぇよ…。むしろ知らないんだね、ここの路地裏で僕達と同じくらい…いや、もしかしたらそれ以上に強いって言われてる女の子だよ。しかも幼い子。｣


は？女子？マジで？


おそ｢マジで言ってんの？女子が？無理でしょ。｣

だって女の子がひとりであんなことできるわけないじゃん。


しかも幼い子できるわけねーだろ！！

トド｢無理じゃないよ、噂によると物心ついた時からは既に1人だったらしいよ？ずーっと、生き抜いてきた。
だからここで生きる術も知ってる。
…みたいだよ。｣


…末恐ろしいなその子。

でも、ちょっと、気になるかも。






おそ｢まじかぁ…じゃあさ、もっと調べて干渉してみよーぜ？｣

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