【マフィア松】最凶少女と最強六つ子

二十三発目 セクハラやめろくださいマジで ページ30

…いや、あのね、うん。


絶対領域が何だって？なにそれ？初めて聞いたよ。


｢………ちょっと、葛城…サン…？｣

チョロ松が固まってる…
てかこの人カツラギっていうんだ…


｢ん？なんだい？｣

｢いや、なんだい？じゃなくてですね…｣

｢だって、良くないかい？君達だってそう思わないかい？

この細くて白い太腿の流れるようなライン！見えそうで見えないの！ゾクゾクするだろ！？｣

｢否定……は、しない…けど！！今それ関係ないから！！何言ってんのこのオッサン！！｣

いやそこは否定してよチョロ松。

あと取引先にオッサンとか言っちゃいけないきがする。

おそ松は｢わかるけど俺二の腕派だわー｣とか言ってるしトド松はトド松で｢たしかに可愛いよねー。言い方ありえないけど｣って太腿に手を伸ばしてくる。

一歩…いや、三歩くらい距離を置く。


なんなのこの変態集団。


自然と軽蔑したような目線になってしまう。

｢…その視線いいね。ゾクゾクする……｣

一松は何、Ｍなの？どこかで聞いたよそのセリフ。


なんかもう気持ち悪い通り越して呆れてきたんだけど。

｢フッ…皆、Aが困ってるだろう？たしかに雪のように…『…帰りたい』えっ…」

｢おっと、すまないねAちゃん。気を悪くしたようだ。さて、依頼の内容だが…｣


急に真面目になりやがって何なのこいつ…！

依頼内容の確認。


目的は、大切なもの……人格もちのアンドロイドの奪還。及び盗んだ組織の壊滅とボスの抹殺。



人格もちのアンドロイド？
…アンドロイドって、何？

『…アンドロイド……？』

｢おや、知らないかいお嬢さん？アンドロイドって言うのはロボットとよく似ているよ。
もう少し、高性能だがね。システムのバグで人格が生まれてしまったんだ。それを珍しがって、ある時盗まれてしまってね。
幸いなことにまだ調整段階だからあいつらの思うようには動かないさ。


あれは僕の最高傑作だ、なんとしてでも取り返して欲しい。｣


『…なるほど。ありがと。』

｢ちょ、Aちゃん…！依頼人には敬意を…｢気にすんなよチョロ松〜。｣……うん…｣

あ、なんかまずいことした…？



ま、いいか。

｢…それで、盗んだ奴らの情報は？｣

｢盗んだ組織の名前は八千草(やちぐさ)グループ。｣

八千草……珍しい苗字だなぁ。

トド松がすぐさまタブレットを操作してあっという間に情報を引き出す。


｢ふーん…八千草グループ、結構古参なグループだね。｣

二十四発目 八千草…七草…七草粥？お腹空いた…→←桜荘＊夢主ちゃんイメージ画(イメチェン後)、お礼

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