【マフィア松】最凶少女と最強六つ子

一発目 日課…のつもりだったけどなんか違う ページ3

｢ひっ……ご、ごめ、なさ…！！｣


…君は何を謝ってるの？なにか悪いことしてたの？


謝ればなんとかなる。

…否、なんとかなるかもしれないね。でも、私優しくないからなんとかしてなんかあげない。



生きる為に、お金が必要なんだから。

『…うわ、寂しい財布だね。いち、にぃ、さん……』


4枚。下等紙幣が。少ないなぁ、服1着も買えないよ。

まぁ今更表に戻る気なんてないしこの服でいいんだけどさ。


食料でいうなら数日分…せいぜい3日くらいしか買えない。



ほんとにさみしいお財布…。



で、なんでこんなことになったか｡

まあ簡単に言えばガキだと思われて絡まれた。20歳超えてるっつーの。(※超えてません)
まぁ、貯蓄そろそろ数百万くらいに溜まってきたんだけど、もうちょっとお小遣い欲しかったから応戦してこの通り！！


…ってこと。気絶して動かなくなって目の前の醜い男性の胸ポケットをまさぐる。

やっぱりあったじゃん、いいもん持ってるね！

葉巻と、普通の煙草か。



葉巻はお高いからテリトリーに戻ってから吸おう。
今は普通の煙草に火をつける。


んー、うまい。



さて、手に入れた紙幣で食料買い足しに行くか。

煙草を吸ったまま歩くと不意に煙草が取り上げられた。





…誰？気配なく近づくとか…私が気づけなかったのも悪いけどやめてよね。


『…返してくれません？』



そこにいたのは、青いスーツに黒いジャケットを着てサングラスをかけている男性が居た。

カラ｢餓鬼が煙草はよくねぇぜ、カラ松girl？｣


何いってんのこいつ。成人しとるわ。あとカラ松girlって何、どんな女子だよ…


『…餓鬼じゃないんで。話しかけないでもらえます？』


…鬱陶しい。他人なんてゴメンよ。裏しかなくて、嘲笑って。面倒くさい。



悪いことしてないやつが蔑まれるだけ。


カラ｢そうとも行かねぇんだ。ちょっとお前を連れて来い、って言われてるからな。嫌なら抵抗でもしてみろよ？｣

そういうなり、同じ顔が二人に増えた。

青い人と、黄色い人。

こいつらまさかとは思うけどサツ…？
だったら嫌だな、逃げないと。


十四｢なになに？もうやるの！？｣

『行きませんから、面倒くさい。それじゃ。』


…全力ダッシュ。



私のテリトリーは誰にもわからない場所にあるからそこまで逃げ切ってしまえば簡単だ。



…と、思ってたんだけど。足元を撃たれた。ギリギリ避けられたけど。





…けっ、オモチャ持ちかよめんどくせぇ…。

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