ガラルチャンプの弟もマイペース【ポケモン剣盾】【スピンオフ】 (ページ5)

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ソルト『さーて、色々行きたい所はあるけど・・・まずは、ダンデさんに挨拶だね！』

『だんで・・・？？』

ソルト『前チャンプの人。テレビで見たこと無い？紫の長めの髪の〜』

『・・・あぁ』

それは見た。というか最愛の姉ソルトがチャンプになるという歴史的瞬間の映像なので数十回は見返した。
正直ソルトにしか興味がないので今の今まで記憶が消し飛んでいたが、そうか、あの人か・・・と納得する。

ソルト『あ、そうだ。その前に、この子達紹介しとかないとね』

そう言ってソルトはボールからポケモンを呼び出す・・・

『・・・人・・・？』

ソルト『うん、何か急にこうなったんだよね。ソニア―――博士の人が言うにはなつき度が上がってるかららしいし、いいことだと思って受け入れてるの。よろしく』

きょうか「えっと、ソルトの弟くん？だっけ。ウチはきょうか、ソルトの相棒だよ」

『・・・ん、よろしく』

そう言った後、ルナトは6人いるうちの一人に顔を近づける。
誰かというと・・・

ジンジャー「・・・あの？じっと見られてると緊張するんだけど・・・」

チーム内唯一の男子・ジンジャー(エースバーン)。

『・・・姉さんに手を出したら、承知しない』

ジンジャー「へっ！？何だいきなり・・・顔怖っ！？だ、大丈夫だって、ソルトとは仲間だけどオマエの言うようなことは一切無いぞ！？」

『・・・なら、良い』

ルナトはそれだけ言ってふいっと顔を背けた。

ジンジャーの心臓は高鳴っているまま。
これはつまり一部の人大歓喜なそういうコト・・・では無く、

ジンジャー(あ、あの人・・・怖えぇぇえぇぇ！！！)

・・・純粋な恐怖からであった。

カフェ「じ、ジンジャーちゃん・・・お気の毒なの」

カフェは思わずそう口に出し、皆も無言のまま彼女に全力で同意した。