憂鬱な雨だって君がいれば ページ16
Aside
ト｢ただいま〜｣
『あ、おかえりトミー』
ト｢Aまだおきてんの〜？｣
『もう寝るけど..トミー酔っ払いすぎじゃない？』
YouTuberさん達との飲み会から帰ってきたトミーは珍しくベロベロに酔っ払っていた
お風呂から上がりソファに寝っ転がって
スマホをいじっていた私は起き上がって
水を取りに行きトミーに渡す
ト｢ありがとー、あー。生き返る｣
その後も鼻歌なんか歌っちゃって大分ご機嫌(笑)
『..じゃあ私そろそろ寝るね？』
隣に座っていたトミーに声をかけ立ち上がろうと
すると頭を上から押さえられて立ち上がれない
トミーくん知ってるかな、つむじ押すと次の日
下痢になるらしいんだよ。やめてくれ。
『どうしたの？』
ト｢もう寝んの？｣
『さっきまだ起きてるの〜とか言ってたのに！寝るよ！』
ト｢えー、まだいいじゃん｣
ﾄﾞｻｯ..
『、！？』
いきなり押し倒された
ト｢..Aめっちゃいい匂いすんじゃん｣
首元に顔を埋めスンスンしてくる
『ちょ、っと！トミー、くすぐったいよ..っ』
ト｢..ん、やべぇ、ねみー、 、｣
『え。嘘だよね？ここで寝ないよね？』
ト｢……｣
ぎゅっ、と横になって抱きしめられたかと思うと
スースーと規則正しい寝息を立て始めた
がっちりホールドされて動けない
..いいや、寝よう。あったかいし、
彼の大きい背中に腕を回して胸に顔を埋め
意識を手放した..
･
･
･
･
＿＿＿静かな雨音で目を覚ます
窓が少し開いていてほのかに漂う紫陽花の香りと共に風が
入ってくる
『(さむい 、)』
6月といえど雨が降っていればまだ肌寒い
寝てる間にお互い離れたらしくトミーは
こっちを向いたまま静かに寝息を立てていた
無意識に温かさを求め彼の首元に手を伸ばして密着する
ト｢......A、｣
『起こしちゃった、？』
ごめんねと呟けば
ト｢いい、なんか朝から幸せだから、｣
ってよく分かんない答えが返ってきた
さみぃな..って言ってトミーが何処から生地の薄い毛布を一枚
持ってきて二人で包まった。
ぎゅっと抱きしめられ頭を一定のリズムで
ぽん、ぽん。と撫でられながら目を閉じる。
聞こえてくるのは心地いい雨音とその隙間から僅かな息遣い。
あまりに心地よすぎて一瞬で眠りについた
＿＿たまにはこんな雨の日も悪くないね。
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あいり(プロフ) - ワナさん» ありがとうございます！ (2018年6月22日 15時) (
レス) id: 89ac90acd0 (このIDを非表示/違反報告)
ワナ - すこ！！ (2018年6月21日 22時) (レス) id: 60109cd076 (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい違反行為です。ルールをちゃんと理解の上作品を作って下さい (2018年6月20日 16時) (レス) id: 742b16be4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ramu_mero | 作成日時：2018年6月20日 14時
