One Night Love【斉藤壮馬】

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アラームの音で目を覚ますとふと腰あたりに重みを感じた
視線を向けると腕が巻きついていてその腕を辿ると隣で壮馬が気持ちよさそうに眠っていた

そんな壮馬の頬をギュッとつねると痛そうに顔を歪めながら目を覚ました









斉藤「いてててててっ」

貴方「なんで隣で寝てんの！」

斉藤「Aちゃん運んだ時結構スペースあったからいいかなって思って」

貴方「いい訳ないでしょーが」

斉藤「てへ？」

貴方「可愛こぶんな」








まったく…

痛そうに頬を押さえてる壮馬を置いて洗面所へ向かった









斉藤「使い捨て用の歯ブラシならあるけどいる？」

貴方「いる」









歯がみがけるならなんでもいい。むしろ有難いわ

壮馬から受け取った歯ブラシで歯を磨きながら鏡に写った壮馬に目を向けると鏡越しにが合った









斉藤「なーに」

貴方「壮馬って髪の毛ノーセットだと全然雰囲気違うね」

斉藤「よく言われる」

貴方「そっちのが好きかも」

斉藤「そう？」









ストレートの方が個人的に好みかも
ま、個人的にだけどね〜


歯磨きを終えて昨日洗って貰った服に着替えて簡単に化粧をして…準備OK！








貴方「壮馬〜、私そろそろ行くね」

斉藤「ご飯はいいの？」

貴方「うん！コンビニでなんか買ってあっちで食べるよ」

斉藤「わかった、また現場でね」

貴方「本当にありがとうね、助かった！また今度ちゃんとお礼するから！」

斉藤「別に気にしないでいいよ！あ、でもどうしてもっていうなら1回くらいデートに」

貴方「じゃまたねー」









泊めてくれた事には感謝してるけどそれとこれとは別だもんね〜


壮馬の家を出て下に降りると壮馬が私を見下ろしていてブンブン手を振っていた
そんな様子にちょっと呆れつつ手を振り返してスタジオへ向かった








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