One Night Love【斉藤壮馬】

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貴方「本当にソファで大丈夫なの？」








私をベッドに寝かせて自分はソファで寝るという壮馬に罪悪感で声をかけると気を使っていつものように笑顔を向けてくれた









斉藤「大丈夫！今日だけだし」

貴方「私がソファでもいいのに…」

斉藤「ダメだよ女の子なんだから」

貴方「…ありがとう」








どこまでも優しいな。元からそういう性格なのかそれとも私の事が好きだから優しくしてくれるのか…
まだまだ壮馬の事は分からない事だらけだな








斉藤「電気消すよ？」

貴方「うん」








部屋が真っ暗になると急にシーンと静まり返った
いつもなら寝てる時間だけど全然眠くないし頭が冴えてる

いつもと環境が違うせいで眠れない…









貴方「…起きてる？」

斉藤「どうかした？」

貴方「いや…なんでもない」









話し相手になってもらいたかったけど壮馬は眠いだろうし…
頑張って目瞑れば寝れるかも

そう思ってギュッと目を瞑ったけど全く眠れる気配が無かった
寝ないとと思えば思うほど眠れない
…ダメだ。









貴方「壮馬」

斉藤「どうしたの？」

貴方「そっち行ってもいい？」

斉藤「いいよ」









毛布だけ持って壮馬の元へ向かうと私が座れるように身体を起こしてくれた









斉藤「眠れないの？」

貴方「なんか目が冴えちゃって」

斉藤「俺も全然眠れないから一緒に夜更かししよっか」

貴方「ありがとう」








気を使っているのか、それとも本当に眠れないのか分からなかったけどお言葉に甘えて隣に腰を下ろした








貴方「なんでもいいから話聞きたい」

斉藤「んー、どういう系がいい？」

貴方「なんでもいいよ、壮馬の話好きだから」








壮馬は私が知らない事沢山知ってるから壮馬の話聞くの凄い好きなんだよね
面白いし聞きやすいし









斉藤「じゃあね〜」








楽しそうに話し始める壮馬に私も興味津々に聞き入った
今回も私が知らないちょっと小難しい話だった。本当になんでも知ってるんだな〜









斉藤「それで、」

貴方「…」









しばらく壮馬の話を聞いていると段々ウトウトし始め頭がコクコクと傾いた


気づいたら頭はほとんど眠っていて気づいた壮馬が私をそっと抱き上げてベッドに下ろした
優しい落ち着いた声で「おやすみ」と聞こえた時にはもう完全に眠りについていた








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