One Night Love【斉藤壮馬】

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牛乳プリン沢山買えた！これくらいあれば3日は持つかな？幸せ〜
…というか









貴方「何普通に隣歩いてんの」

斉藤「いいじゃん一緒に帰ろうよ」

貴方「やだ。ついてくんな」

斉藤「同じマンションだし」









なんか最近気づけば隣にいる気がするんだけど。
まあ博識な壮馬の話を聞くのは実は凄い楽しいんだけどね


スーパーを出て少し歩くと壮馬が私が持っていた袋を奪い取った









斉藤「持つよ」

貴方「えっ、いいよ私が買ったものだし」

斉藤「いいからいいから」

貴方「いや悪いからいいって！」









持ってもらう義理もないし悪いからと思い取り返そうと手を伸ばすと交わされ、私の顔を覗き込むように視線を合わせて微笑んだ









斉藤「好きな子の前でカッコつけちゃダメ？」

貴方「！」









そんな優しい顔で言わないでよ…調子狂うな

素直になれない私は壮馬から顔を逸らして1人で歩き出した









貴方「落としたら怒るからね。大事な牛乳プリンが入ってるんだから！」

斉藤「気をつけまーす笑」









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部屋の前について壮馬から袋を受け取りお礼を伝えた









貴方「ありがとう」

斉藤「どーいたしまして！」

貴方「じゃあお疲れ様」

斉藤「お疲れ〜」








壮馬に手を振って鍵を取り出そうとカバンの中を漁った。…けど見当たらない









貴方「あれ？」

斉藤「どうかした？」









カバンの中のポケットや隙間を入念に探したり服のポケットも見てみたけどどこにも鍵が無かった
まさか…スタジオのロッカーに忘れた…？









貴方「…」

斉藤「Aちゃん？」

貴方「………………………鍵忘れた…」

斉藤「え」







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