One Night Love【斉藤壮馬】

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今日から本格的にハイキューの収録が始まる
気合い入れてかなきゃ！







電車に乗ってスタジオに向かっているとふとお尻に違和感を感じた

触られてる…？うん、触られてるわ


本当は声を出してとっ捕まえたい所だけど職業上騒ぎにはしたくないから声は出さずに振り返って男性をキッと睨みつけた


けど声を出さないのをいい事に調子乗ったのか止めずに私の体をベタベタと触り続けた

こいつ…！いい加減にしろ！









「次の駅で降りろ」

貴方「！」








いい加減注意しようと振り返ると見知らぬ男性が痴漢していた男性の手を掴みあげていた

駅に着いてドアが開くと暴れる男性を抑えて駅員に引き渡してくれた
終始突然の事にポカーンとしていると男性が爽やかな笑顔を向けてくれた









「大丈夫ですか？」

貴方「えっ、あ、はい！ありがとうございました！」

「いえ、じゃあ」








ペコっと頭を下げる男性に感謝の気持ちも込めて頭を下げ返した
素敵な人たな〜









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貴方「おはようございまーす！」

村瀬「おはよ！今日からよろしくね！」

貴方「うん！頑張ろうね！」









ルンルン気分で挨拶を返して準備をしていると先に来ていた壮馬が話しかけてきた









斉藤「なんかご機嫌だね？」

貴方「まあね〜」

斉藤「いい事でもあったの？」

貴方「実は電車乗ってたら痴漢されてその時男性が助けてくれたんだ〜」

斉藤「えっ、痴漢されたの？大丈夫？」

貴方「うん！全然〜」









心配そうな顔で聞いてくる壮馬を促していると扉が開いてスタッフさんらしき人が入ってきた









貴方「あーーーーーーー！！」

「あ、さっきの…！」









そこに居たのは電車で痴漢から助けてくれた人だった








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