One Night Love【斉藤壮馬】

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マンションについて部屋の前で壮馬に手を振った








貴方「じゃあまたね、ハイキュー頑張ろうね」

斉藤「うん！あ、連絡先欲しいな」

貴方「いいけどしつこいとブロ削するよ」

斉藤「気をつけまーす」









スマホを取り出してお互いのQRコードを読み取るとすぐにピコンッと通知音と共に壮馬のアカウントが画面に表示されて追加ボタンを押した









斉藤「わ〜、毎日連絡しよ」

貴方「既読無視するよ」

斉藤「アイコンの猫可愛いねペット？」

貴方「そ、実家で飼ってるんだ〜」

斉藤「へ〜、猫好きなの？」

貴方「うん！大好き！」









猫が好きだから猫の話をされて自然と溢れた笑顔で頷くと壮馬は一瞬驚いた顔で目を見開いた後口元を手で抑えていた









貴方「？どうしたの？」

斉藤「いや、今の笑顔はやばい」

貴方「はい？？？」

斉藤「なんでもない、冷えるしそろそろ中入ろっか」

貴方「そうだね」









壮馬と別れて部屋に入ってすぐにソファに寝転んだ


今日も疲れたな〜
でも久々にのぶくんや良平さんとご飯行けて楽しかった！
また行きたいな〜


疲れてウトウトしていると電話が鳴って、スマホを確認すると壮馬からだった









貴方「あんたね〜、いきなり電話？ブロックするよ」

斉藤『だって1人寂しいんだもん〜』

貴方「可愛子ぶんな」









まったく…しつこいとブロ削するよって忠告したのに電話する？普通
なんだかんだ言って結局相手してる私もどうかと思うけど









斉藤『ねえベランダ出てみて、星綺麗だよ』

貴方「星？」








壮馬に言われた通りベランダに出てみると夜空に星が一面に広がっていた







貴方「わあ…！綺麗！」

斉藤『でしょ？』

貴方「うん！都会にしては珍しいな〜」

斉藤『確かに笑』








てか壮馬もベランダにいて普通に聞こえる距離にいるのになんで通話続けてんだ。変なの笑








斉藤『綺麗だよね〜あ、Aちゃんの方が綺麗だよ』

貴方「あははっ笑 くっさいセリフ〜笑」

斉藤『笑笑…でも本当にそう思ってるよ』








急に真剣なトーンになる壮馬に顔を向けると自信満々に笑っていた








貴方「…はいはいありがとうね」

斉藤『どーいたしまして〜』








恥ずかしい奴め。


この日から壮馬とベランダ越しに話すのが日課になった








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