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YOUside






花「セロ…セロリ!?」


え、だって零くんに投げられたとき凄い震えてたし。
セロリ嫌いだからじゃなかったの?(違う)


「おっと、朝比奈・花園ペア、トラブルでしょうか?
お題に沿っていなかった場合もう一周してもらうことになりますが…」

『え…』


もう走るの嫌なんだけど…いっそリタイアしようかな…。←


花「うっ…ま、まあそうだね!全然食べられないよ!見るだけでアトピーが出てしまうね!」←

『え…そんなに……?』


あの時もそんなに辛かったのか…←
セロリ好きな零くんとは合わないだろうな。









そんなこんなで漸く午前の部が終わり、お昼休みだ。


そこそこお腹が空いたため自ら観客席で零くんと秀くんを探すが、ほとんどの生徒は両親が見に来ているため、人がとても多い。

もみくちゃにされ、早くも席で待っていれば良かったと後悔する。

午後の競技はクラス対抗リレーのみだからゆっくりできるな、と考えながら足を進めていると、色々な声が耳に入ってくる。


「ねえ母さーん!ご飯食べようぜー!」

「パパ、写真撮ってくれた?家帰ったら皆で見ようね!」


観客席の奥に進む度、何組もの親子とすれ違う。

………。

一人の自分が浮いてる気がして、うつむいて歩く。

そういえばこんなときはいつもりーくんが傍にいたな。
普段より声を大きくしてテンションも高くて。
今考えると周りの声が聞こえないようにしてくれてたんだな〜。


今更ながらりーくんの有り難みを感じ、りーくんがいるであろう方向に向かって拝んでいると。←


赤井「A」


いつの間にか目の前には緑の瞳があった。

秀くんが不思議そうに私の顔を除きこんでいて、パチパチと瞬きをする。
危ない、驚いて頭突きをかましそうになった。()

後ろの零くんも心配そうに見ている。


降谷「どうしました?大丈夫ですか?」

『………なんでもない……』


二人の顔を見たらなんとなく安心して、意味もなく抱きつく。

秀くんのお腹に顔を埋めると、微かに煙草の匂いがした。
秀くんって煙草吸うんだ…私に遠慮して吸わなかったのかな。

お母さんもヘビースモーカーだったからか懐かしさを感じ、頭をグリグリと押し付ける。
え、腹筋すご…鉄板…?←


その後零くんから殺気が飛んできてすぐに離れた。
その後体を拭かれ消毒と称して(ゴリラパワーで)抱き締められたけど。←





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美鈴 - 先にテープを切ったのは誰だろう。すごく気になる。とても面白かった。 (2月11日 18時) (レス) @page46 id: af2afd737a (このIDを非表示/違反報告)
雪葵(プロフ) - 僕と姫は運命なのさ☆www (2021年11月14日 22時) (レス) @page42 id: 6d1560da95 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!ここまで一気に読んでしまいました!1人で読みながら笑ってたので家族に怖いって言われてしまいましたww続きが楽しみです!これからも頑張ってください!応援してます! (2021年10月9日 23時) (レス) @page41 id: 91b6b6a73d (このIDを非表示/違反報告)
藍梨(プロフ) - すっごく面白いです!この作品に引き込まれるように読んでしまいました! (2021年8月9日 7時) (レス) id: 42bd1ecc91 (このIDを非表示/違反報告)
トパーズ - 笑って読んでました(笑)最新頑張ってください! (2021年5月5日 16時) (レス) id: 09b28cb614 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:塩キャラメル | 作成日時:2021年4月27日 3時

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