【名探偵コナン】マイペース少女と二人の警察官

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YOUside







降谷「で、これは何だ？」

『…だから、ラブレター？』


赤井「貰ったのはこれが初めてじゃないな」

『…今までにも何通か…』


降谷「…なぜ報告しなかった？」

『え…報告しろって言ってたっけ…？』


赤井「口調からして全て同級生からか」

『うん…』


降谷「だが同級生以外にも貰っているだろう？」

『…まぁ…』


赤井「この男とは話したこと無いだろう」

『(なんで分かるんだろ…)…そうだけど…』




はい、お察しの通り絶賛取り調べなうです。

というかさっきから秀くんの質問が疑問形じゃない…こわ…。
これ取り調べというより尋問だ…。


一通り尋問が終わると秀くんが険しい顔で立ち上がる。


赤井「…ゴミ処理の時間だな」←

『…ライフルを仕舞いなさい警察官』


降谷「奇遇だな赤井、僕もそう思ってたところだ。
お前と同じ考えだったなんて寒気がするが、今だけは協力してやる←」

『秀くんへの対応ブレないな…
ってなんで拳銃出してんの零くんも持ち込んでたの←』



まさか私がツっこみにまわるなんて…警察がこれで向こうの世界は大丈夫なのかな…？
あ、現代のヨハネスブルグだっけ、大丈夫じゃなかった。



ゴミ処理(またの名を惨殺死体必死案件)に行こうとする二人を宥める。

銃は止めて音が響く。せめて拳。←
あっ駄目だゴリラの拳は余計惨いことになるだけだ。←←



・



やっと落ち着いたと思ったら今度は報連相を徹底するよう言われた。
えぇ…面倒臭い。


赤井「俺達は君が心配なんだ」

降谷「これからは些細なことでも報告するんだ、良いな」

『…いえっさー…』

降谷「本当に分かってるのか…？」


零くんが疲れたようにはぁ、とため息を吐く。
ごめん、やる気が無さそう(というか無い)なのはいつもなので。


赤井「ところで他に報告は無いか？」


秀くんに聞かれ、今日の出来事を振り返る。
報告…報告……あ、


『そういえば最近女の子によく話しかけられるようになった…』

降谷「…それは…何て言われるんだ？」

赤井「(嫌な予感がするな…)」


『…あんまり調子乗んなよとか、大して可愛くないくせにとか………あれ、これ貶されてる…？(今更)』

「「」」


なんか固まった…どうした。
二人の顔の前で両手をヒラヒラさせるとその手をガシッ、と掴まれる。

なんで鬼の形相なの…と思ったら噛みつくような勢いで迫られた。



「「そういうことは早く言え！！！」」





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