【名探偵コナン】マイペース少女と二人の警察官

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YOUside






早朝に起き、零くんの車で空港へ向かう。


二台あるからどっちの車で行くか迷ったが、零くんの希望でこうなった。

曰く自分の車に乗せるのも嫌だが、秀くんの運転する車に乗せてもらう方が勘に触るらしい。


駐車場に着くと二人の車が格好良いとかりーくんが騒いでいたが、私にはよく分からなかった。詳しくないしね。



途中で志紀さんを乗せると(りーくん父は先に海外で待ってる)、きゃーイケメン！！と叫びながら居候組に質問の嵐を浴びせてた。

こういう時普通は居候することになった経緯とかを聞くのだろうが、志紀さんがしたのは大体が私関係の質問だった。
私がちゃんとした生活を送ってるかとか、私のことどう思ってるだとか。


そして最後は私に何かしたら許さないとしっかり(？)脅してた。(震え)




ちなみに久遠親子には二人が路頭に迷ってるところに偶然居合わせたから居候させていると言ってある。←


多分信じてないけど、あの二人なら信用できるか…って言っててびっくりした。
あんなに嫌ってた(？)のに…。


昨晩三人で何か話したかららしいが、気になって聞いても教えてくれなかった。




・




空港




志紀さんと挨拶を済ませ、りーくんと向き合ったら何故か抱きしめられ肩に頭をぐりぐりされてる。


志紀「陸、先乗ってるわよ！じゃあAちゃん、困ったことがあったらいつでも連絡してね！」


呆れたようにりーくんに声をかけ志紀さんはゲートを潜って行った。


それから数分されるがままになっていると、漸くりーくんが顔を上げた。



陸「じゃあ…またな、A」


そう言ってゲートに向かって歩くりーくんを見て、何か言わなきゃという思いに駆られる。


『…りーくん。』


小さな声で名前を呼ぶと、りーくんは振り返る。

昔から、私の声はどんなに小さくても聞き取ってくれるんだよね。



だからりーくんが帰ってきたら私の居場所を知らせるために一番に名前を呼ぶよ。






お土産話楽しみに待ってるから、









次会うときまで








『…いってらっしゃい。』



陸「！！…あぁ、いってきます！」



りーくんは驚いた顔をした後太陽のような笑みで答え、私の額にキスを落としてゲートに歩いていった。





…額に、キスをして。(二回目)






………えぇ…(困惑)
海外行く前から海外に染まっちゃった…？←


一瞬宇宙を背負いかけたが、まぁいっかと自己完結した。←




「「(僕ら/俺たち空気だな…)」」←



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