幼女は少女になり審神者を頑張っています［番外編］

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〜日向side〜


『、、、、』ｽｯｰ



お粥を食べ終わってぐっすり寝ている主。完食してくれて嬉しいな。


熱のせいか少し汗をかいている。僕は薬研が準備してくれてたタオルを置いてあった水で濡らし、しっかり絞って汗を拭き取った。



『ん、、日向、、？』

日向「あ、ごめんね。起こしちゃった？」



主は目を擦りながらゆっくり起き上がった。


『ううん、普通に覚めただけだよ。ずっといてくれたの？』

日向「そうだよ。1人じゃ心配だしね」



加州さんから聞いたことある。人間は熱を出す時心細くなるって。誰かそばに居た方が安心するって。


『ありがとう、嬉しいよ』ﾆｺｯ

日向「ふふ、よかった」



まあ、本音は2人きりになりたかったなんて言えるはずもないけどね。





『んと、、あ、あった』


ちょっと待ってと一言言い、主は本棚の方へ向かい何かを探してた。僕は少し心配しながらも後ろで見守ってた。


目当ての物を見つけ、僕の方に戻ってきた。



日向「主、それは？？」

何かの本。表紙がシンプルでなんの本かよくわからない。


『実はこれ、この前見つけて日向にあげようとしたんだけど、忘れちゃって』


少し申し訳なさそうに言ってくる主。って僕に？？


主から本を受け取り、中を見ると色んな梅干しを使った料理とか作り方が沢山書いてあった。


『日向、梅干し好きでしょ？いつももっと上手く作るって張り切ってたからこれ買ってみたんだ』


日向「僕のために、、、」



最初は小さくて可愛い主を妹のように思えた。泣いている時は慰めて、お腹が空いた時はご飯を作ってあげる。


でも成長するにつれ、段々と妹だと思えなくなった。あ、悪い意味じゃないよ？つまりは、、、主を1人の女子として見るようになったってこと。



だからこんな事されると


日向「ありがとう、主」ﾆｺｯ




もう止まらなくなるよ？

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