side 樹 ページ13
「…みんな忘れてたでしょ、あたしの事。」
そう言われて、北斗以外は「やっべ…」と
きっと心の声が漏れてたはず。
「いやいや、ねぇ?そんな、ねぇ?」
慌ててそうみんなに言ったら
ジ「そうそう!みんな緋織のことばっか考えてたよ!」
き「いや、それはないでしょ!」
慎「珍し!!きょもがツッコミした!!」
と騒ぎだす始末。
高「お前ら…って、あ、ちょ!緋織??」
俺が止めようとしたら、
代わりに高地が止めてくれたけど、
緋織が拗ねて端っこの北斗の横にちょこんと座った。
いじける姿も可愛「あー可愛いー。」
俺が思ってたこと慎太郎はさらっと口に出した。
まあみんな思ってる事は一緒、って事かな。
それに…
高「なんかさ、北斗も楽しそうだね」
そう。
いつもは人と距離を取る北斗が
あんな近くに人を居させる事なんて…
男の俺らも今の距離になるまで相当の時間費やしたのに…
特に女の子に対しては相当ドライで
中等部の頃、冷血王子とか言われてたのに。
まあそれでもモテてはいたけど。
慎「すげー緋織。」
ジ「なんかさ、変わりそうじゃない?北斗。」
普段騒いでる2人まで
緋織と北斗の見て微笑んだ。
高「でも北斗、あれは絶対気づいてない」
慎「え、何が?」
ジ「なになになに?」
高「え、なにお前らもなの?」
慎「え、なになに?」
ジ「分かんない分かんない!」
き「そのうち分かると思うよ。」
高「あ、きょも、やっぱり思った?」
き「うん、北斗楽しそうだもん。」
「ま、様子見って感じ?」
慎「えっ樹も分かってんの!?」
ジ「教えて教えて!!」
騒ぐコイツらも多分そう遠くないうちに分かるはず。
「北斗って結構分かりやすいよね?」
初等部から北斗と一緒のコーチに言うと、
高「うん、多分この中で1番じゃない?笑」
俺からしたら1番は慎太郎とジェシーだけど…
まぁそれはコーチだからかな?
ま、とりあえずは様子見だし
今は痺れを切らしたジェシーと慎太郎を
収めないと。笑
あ、あと不貞腐れてる緋織もね。
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作者名:hiori | 作成日時:2019年10月3日 2時