310 一十木side ページ15
再テスト曲を決めた俺は日向さんに意見を聞く為、放課後Aクラスに誘うと彼女は嫌な顔せず了承してくれてたのでその事をマサと那月に伝えると彼らも日向さんが気になるらしく一緒に残ってくれると言ってくれた。
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そして放課後、待ちきれない俺は日向さんを迎えに行きAクラスに連れてきて早速課題曲を演奏してもらった。
この曲はピアノでもカッコいい。
でもギターメインと聞いていた俺はギターでもこの演奏を聴いてみたかったので慌てて寮に置いてあるギターを取りに行った。
でも取りに帰ってきた時点で俺は重大な事に気がついてしまった。
この曲難しい!!
うまく弾ける自信がない!!
マサと那月からは得意楽器は違う楽器なので難しいと言われどうしようかと悩む俺達に日向さんは
「あの…
私にギター、弾かせてください」
と自分から申し出てくれた。
当然俺達はその申し出に驚くが、どうやら彼女は殆どの楽器を演奏できるらしい。
俺は彼女にギターを渡すと日向さんは慣れた手つきでストラップを肩にかけてからギターの演奏を始めた。
〜♪
音「…え?……………A?」
そしてその演奏に俺は戸惑った。
弾き方や音の出し方が俺の幼馴染にそっくりでまるでそこにAがいるんじゃないかという錯覚までおきてしまうほどに。
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曲の修正が終わりさらにカッコよくなった課題曲。
終わった時間が時間だったのでマサと那月は自分達の自主練の為先に教室から出て行ったので教室にいるのは俺と日向さんだけになり、俺は彼女にあるお願いをする。
「お願い、ですか?」
音「うん。…あのね。
俺にギターのコツを教えてくれない?」
「へ?ギターのコツ??」
日向さんからギターを習えば少しでもAに近づけるかもしれない。
そんな想いとともにダメ元で頼むと彼女はこのお願いも普通に受け入れてくれた。
音「えへへ…♪すっごく嬉しい!!
俺、テストもギター練習も頑張るから!
改めてこれからよろしくね!日向さん!」
「私こそよろしくお願いします!!」
そう言いながら笑顔を見せてくれる彼女に俺は先程感じた感情に胸を抑える。
ねぇ日向さん。
俺、君の事もっと知りたいな。
もっと仲良くなりたい。
何故かわからないけど心からそう思うんだ。
本当に、なんでだろうね?
とそんな事を思う俺だった。
一十木side終了
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†NANA†(プロフ) - ページ35で、主人公の名前がちゃんと変換されてない箇所があります。 (2021年2月1日 11時) (レス) id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
理空(プロフ) - かにゃぽむさん» かにゃぽむさんコメントありがとうございます♪面白いって言って頂けて私とてもテンション上がりました!!←しかも一気読みしてくださったなんて嬉しすぎます!!シャニライフレンド申請承認しました♪一緒に盛り上げていきましょー!! (2019年9月12日 21時) (レス) id: 4e8c723c08 (このIDを非表示/違反報告)
理空(プロフ) - 白猫さん» 白猫さんコメントありがとうございます!そして返信遅くなってしまい申し訳ございません(T ^ T)一区切りついたらまた更新しますのでお楽しみに♪待っててくださいねー! (2019年9月12日 21時) (レス) id: 4e8c723c08 (このIDを非表示/違反報告)
かにゃぽむ(プロフ) - それと、私もシャニライやってまして、誠に勝手ながらかにゃぽむでフレンド申請させて頂きました!よければ、承認お願いします! (2019年9月8日 19時) (レス) id: 0406d49eb9 (このIDを非表示/違反報告)
かにゃぽむ(プロフ) - 理空さんの小説めっちゃ面白いです!1日前に見つけたんですけど、引き込まれすぎて、もう追いついちゃいました!焦らなくても大丈夫ですが、更新楽しみに待ってます! (2019年9月8日 19時) (レス) id: 0406d49eb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:理空 | 作成日時:2019年6月22日 14時