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音也くんと別れて私は一旦寮に戻り、ヴァイオリンと楽譜を手にするとそのままこの間見つけた泉が綺麗な私のお気に入り場所へ移動する。
その場所は他の生徒達にはあまり知られていない場所らしく人は誰一人いなかった。
偶然とはいえクロには感謝しないと…
今度クロが部屋に来たらメロンクッキー(甘さ控えめ)をご馳走しようと考えながら私はヴァイオリンを弾く体制をとった。
〜♪
前回この場所で口ずさんで作曲をした曲を演奏する。
レコーディングルームとは違って外での演奏は音が遠くまで通るので弾いていて楽しい。
しばらく私はヴァイオリンと共にメロディーを奏で続けるのだった。
・
〜♪…
「ふぅ…まだ調整が必要ですね…」
ヴァイオリンを弾き続ける事数分…修正箇所の記入をするべく手を止めてヴァイオリンを降ろすと
？「またここで演奏されていたんですか？」
背後から声をかけられたのですぐに後ろを向くとそこには今帰ってきたばかりなのか鞄を持ったトキヤくんの姿があった。
「一ノ瀬さん…どうしてここに…？」
ト「…ここにくれば貴方に会えると思って足を運んだのですが、まさか本当にいるとは思いませんでした」
少し笑いながら彼は私の近くへやってくると持っていたヴァイオリンを興味深そうに目を向けていた。
ト「ヴァイオリンが得意だとは自己紹介の時に聞いていましたが…ここまでとは…
プロを目指せたのでは？」
「…そんな…大袈裟ですよ。
私が目指しているのは作曲家です。
その為に色々な楽器を演奏できるように勉強しただけですから」
ヴァイオリンをそっと抱きしめてトキヤくんにそういうと彼は何故か悲しく笑って泉に視線を移した。
ト「…貴方は…努力をされてきたんですね」
「？それは一ノ瀬さんも同じでは？」
ト「ええ。私も努力をしてきました。
歌もダンスも芝居も…人一倍努力してきたつもりです。
…でも、天才には敵いません。
どれだけ努力しても…勝てないんです」
「…」
ト「それに…再テストになったのは私が原因です」
「え？」
トキヤくんが原因？
突然の彼からの告白に頭が追いつかない私はじっと彼の次の言葉を待った。
ト「私は日向先生にテストの点数について抗議しに行きました。
【翔達には敵わなずとも私のあの点数については納得ができません】
と日向先生に伝えました」
ー
少しシリアス入ります
お気をつけください…
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†NANA†(プロフ) - ページ35で、主人公の名前がちゃんと変換されてない箇所があります。 (2021年2月1日 11時) (
レス) id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
理空(プロフ) - かにゃぽむさん» かにゃぽむさんコメントありがとうございます♪面白いって言って頂けて私とてもテンション上がりました！！←しかも一気読みしてくださったなんて嬉しすぎます！！シャニライフレンド申請承認しました♪一緒に盛り上げていきましょー！！ (2019年9月12日 21時) (レス) id: 4e8c723c08 (このIDを非表示/違反報告)
理空(プロフ) - 白猫さん» 白猫さんコメントありがとうございます！そして返信遅くなってしまい申し訳ございません(T ^ T)一区切りついたらまた更新しますのでお楽しみに♪待っててくださいねー！ (2019年9月12日 21時) (レス) id: 4e8c723c08 (このIDを非表示/違反報告)
かにゃぽむ(プロフ) - それと、私もシャニライやってまして、誠に勝手ながらかにゃぽむでフレンド申請させて頂きました！よければ、承認お願いします！ (2019年9月8日 19時) (レス) id: 0406d49eb9 (このIDを非表示/違反報告)
かにゃぽむ(プロフ) - 理空さんの小説めっちゃ面白いです！1日前に見つけたんですけど、引き込まれすぎて、もう追いついちゃいました！焦らなくても大丈夫ですが、更新楽しみに待ってます！ (2019年9月8日 19時) (レス) id: 0406d49eb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：理空 | 作成日時：2019年6月22日 14時
