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3人でリビングに向かうと、キッチンで作業をしていた美風さんがこちらに気づき、手を止めて驚いたようにこちらに目を向ける。
藍「あれ…?レイジとランマル?
どうして二人がここに?」
嶺「僕達は彼女に招待されてきたんだよん♪
アイアイも招待されたのー?」
藍「………アール。どういう事?」
嶺二さんの話を聞くと美風さんは何故か不機嫌そうにこちらを睨む。
「あ、えっと…美風さんには私からラボにお菓子を持って行こうと思ってたんです。
博士にも渡したかったですし…」
藍「ふーん…でも今度からは僕も呼んでよね。
なんかいい気分しないし、モヤモヤする」
「うぅ…すみません。
今度からは気をつけます…」
藍「…まぁ反省してるから今回は見逃してあげるよ。それよりドーナツ揚げ終わったから試食してくれない?」
「は、はい!」
美風さんに腕を引かれてキッチンに戻ると彼は揚げたドーナツを包丁で小さくカットしてから私の口の近くまで持ってくると
藍「はい、あーん」
私の口の中にドーナツを入れた。
「んん…熱っ……むぐ…」
藍「どう?」
「おいひいでふ…」
藍「ふふ。成功、かな?」
私がもぐもぐと食べながら伝えるとさっきとは打って変わり、美風さんは嬉しそうに微笑んだ。
嶺「ちょーーーーーっと!!!!
アイアイ!何イチャついてるの?!
しかもあーんなんかしちゃって!!」
私達のやり取りを見ていた嶺二さんは頬を膨らませながら文句を言っていた。
そんなに美風さんにあーん?をしてもらいたいのかな、嶺二さん…
私は首を傾げながら嶺二さんの方を見ると、美風さんは溜息をつきながらドーナツのトッピング作業に入った。
なので私も黒崎さんから預かったお肉を焼くため、ジューっと音を鳴らしながら作業に入る。
.
藍「レイジ、煩い。
ボクがアールにあーんしても別にいいでしょ?」
嶺「よくないよ〜!ずーるーいー!
僕ちんだってアールちゃんにあーんってしたいし、さーれーたーいー!!」
藍「知らないよそんなの」
なのでこんなやり取りがあったなんて事は私は知らなかった。
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理空(プロフ) - マナさん» 大丈夫です!ボード書いた事ないですけど何とかなるはず笑書き込んでおいてください( ^ω^ ) (2020年12月16日 22時) (レス) id: 00ac6c4c29 (このIDを非表示/違反報告)
マナ(プロフ) - 理空さん» う〜ん……ボード書いていいですか? (2020年12月16日 21時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
理空(プロフ) - マナさん» アドバイスになってますかね?汗 わかりずらかったらまたコメントください!マナさんの作品楽しみにしてます〜! (2020年12月16日 21時) (レス) id: 00ac6c4c29 (このIDを非表示/違反報告)
理空(プロフ) - マナさん» そうですねぇ…なんでそうなったのか?どうして引き取る事になったのか?これらの背景(過去)、特徴が捉えられてれば読む人達はその光景をイメージしやすいと思います!私の作品で言えば最初の段階でその背景を入れています(わかりづらいですが←) (2020年12月16日 21時) (レス) id: 00ac6c4c29 (このIDを非表示/違反報告)
マナ(プロフ) - 理空さん» 夢主を誰かが引き取る話を書こうって考えてますがアドバイス?をお願いします! (2020年12月16日 10時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:理空 | 作成日時:2018年12月21日 22時