愛される天才少女3【うたプリ】

番外編〈とある日の事〉真斗 ページ25

聖川side







真衣「おにいちゃまっ！！」






俺はいつもの様にピアノを奏でていると慌てて駆け寄ってくる妹の真衣の姿が見え、演奏を止める。






真「真衣？どうしたんだ？」



真衣「みてみて！
この人すっごくキラキラしてるんだよ！！」




真衣の手には携帯がありその画面の中で踊っている男性がいた。





真「これは…？」




真衣「爺やにきいたらこの人はアイドルっていう人なんだって！」






アイドル…






真衣「でもねでもね！この音楽がすっごくかっこいいの！お友達もみんな言ってたよ！」






あまりにも興奮した真衣を落ち着かせながらも流れている曲を聞く。






〜♪





ドクン






真「！…これは」






言葉に表せない音楽に俺は戸惑った。
それと同時に感動すら覚える。





真「真衣。少し借りてもいいだろうか？」





俺がそういうと可愛い笑顔でうん！と言い俺に携帯を渡してくれた。
調べていくと俺は作曲家アールの名前が目に入る。



大物新人作曲家、アールが作る音楽は全て大ヒットなど色々な記事がでていた。

アールという作曲家の曲を調べて聴いていくと、どれもヒットした理由が分かる程素晴らしい曲たちばかりだった。


俺が曲を聞き入っているとそれを見ていた真衣におにいちゃまが笑ってる〜と言われ俺は慌てて真衣に携帯を返す。






真「その携帯爺やから借りたんだろう？
爺やが困ってると思うから返してきなさい」



真衣「はーーーい！」








返事と共にかけていく真衣の姿を微笑み、後でもう一度アールの曲を調べてみようと思う俺だった。




聖川side終了

番外編〈とある日の事〉トキヤ→←番外編〈とある日の事〉レン

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す