愛される天才少女3【うたプリ】

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嶺「それにしてもよく僕たちが此処にいるってわかったね。


…隠れてたのに」




愛「学生時代、よく嶺二はこの辺に隠れる癖があったからもしかしてと思って」




嶺「予測して来たって訳？
相変わらずかっこいいなー羨ましー」




愛「なにいってんだか。

そんなこと言ったら僕の方が羨ましかったよ。
あんなステージを用意してもらえるなんて、さ？
圭と響に愚痴ってやろー」





いたずらっ子の様な表情をする如月さん。






嶺「え！？本当にやめて？！
あの2人に言うと色々めんどくさくなる！」







それを慌てて止める嶺二さん。





本当に仲がいいんだなぁ…
そんな光景を眺めていると突然如月さんがこっちを向く。




愛「でも本当に今日のライブは最高だったよ！アールちゃん、嶺二。
僕も嶺二に負けずに頑張らないと。
これから帰ってセリフを覚えなきゃね」



嶺「そういえば主役だって聞いてたけど、大丈夫なの？」




愛「…………うん、まぁね。
あ、もう僕行くね？今日は誘ってくれてありがとう、嶺二。




アールちゃんもまたね」





「待ってください！このハンカチ…」






愛「いいよ。あげる。

そのかわり僕にもアールちゃんの曲つくってね？
じゃあ、また」





手を少し上げてから私達に背を向けて歩いていく。






嶺「…？
愛音のやつどうしたんだろ？」




「何かあったんですか？」




嶺「いや、気のせい…かな？」






そう言いながらも如月さんの背中を見ている嶺二さん。





？あ、そういえば…





「嶺二さん」





嶺「？」







「おかえりなさい、嶺二さん」







嶺二さんは少しの間目を見開いていたが、すぐにふにゃっと笑った。







「うん。ただいま、アールちゃん」

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