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真衣ちゃんが帰った後は学園祭の片付けに追われていた私達。
その間の彼らの様子はいつもと違っていて(特に音也くんは暗い雰囲気)一体何があったのかと疑問に思いながら作業を進め
片付けが終わった頃には既に時計の針は19時を指していて教室に残っていたのは私と聖川さんだけだった。
なぜ2人だけなのかというと教室とステージの片付けをお父さんが提案したくじ引きで分けたからである。
私と七海さんと聖川さんは教室を、
他の方達はステージを片付ける事になったのだが七海さんがなぜここにいないのかというと
友【ごめんA!春歌借りてくね!】
突然トモちゃんに連れていかれてしまったので私と聖川さんは困惑しつつも2人で片付けを行い今に至る。
「ふぅ…やっと終わりましたね…」
真「あぁ。ここまでやっておけば文句は言わないだろう。
それに明日は休みとはいえ学生がこの時間までいるのは良くない」
「そうですね。早く帰らないと…
聖川さん、よかったら途中まで帰りませんか?」
真「あぁ、構わない…一緒に帰ろう」
「ふふっ…はい!ありがとうございます」
.
真「日向」
「はい、なんですか?」
真「その…何度もいうが今日は色々と妹が世話になったな。感謝する」
「感謝される事なんてしてませんよ?
それに私も真衣ちゃんと一緒に入られて楽しかったですし!」
真「いや、妹がいうには京都の時も助けてもらったんだ。
今度そのお礼もさせくれないだろうか?」
「なら今度京都へ行った時にオススメの場所を案内してもらえませんか?
私と聖川さんと真衣ちゃん、じいやさんの4人で」
真「そ、そんな事でいいのか?」
「はい!それがいいんです!」
私は戸惑う聖川さんに即答で返せば彼は固まって動かなくなってしまった。
私も足を止めて彼の様子を伺えば
真「……………ふっ…ははっそうか。
本当にお前は今も昔も変わらないな…」
彼は今まで見てきた中で一番穏やかで優しい表情をして笑っていた。
今も昔も…?
彼の発言に首を傾げ混乱する私に
真「覚えてないか?
実はお前と俺、そして神宮寺は幼い事に一度出会っているんだ。」
「!」
彼は驚きの発言をしてきた。
真「昔、俺と神宮寺は今日の真衣のように迷子になっていて…
どうしたらいいかわからない俺はずっと泣いていた。
…でも…そんな時に助けてくれたのが…
A、お前だ」
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理空(プロフ) - ちゃんちゃんこさん» ちゃんちゃんこさんどーもどーも!まぁ様かっこいいですよねフヘヘ←喜んでもらえて何よりです!この後すぐ続編出しますよーー!ぜひみに来てくださいねーー! (2020年9月6日 22時) (レス) id: 00ac6c4c29 (このIDを非表示/違反報告)
理空(プロフ) - 皇 音那さん» ランキング20位になって飛び上がった。お知らせありがとう!私もガチャ悲惨だったからもう思い出したくないわ←イベント頑張ろうね!こちらは9月にはあっても暑いです。マスク辛たん…お互いコロナには気をつけようね… (2020年9月6日 22時) (レス) id: 00ac6c4c29 (このIDを非表示/違反報告)
理空(プロフ) - あいぼんさん» オチは一度全員のオチを考えてみましたがうん、時間かかるな!と言う思いで一度全員の個々エンドは考えるのを中断しました!でももしかしたら気分次第で書くかもしれないので今は何も言えません。でも、楽しめる作品にはしますのでご安心を! (2020年9月6日 21時) (レス) id: 00ac6c4c29 (このIDを非表示/違反報告)
理空(プロフ) - あいぼんさん» 私も他の作品見たときに評価ボタン押しまくれればいいのに!と思ってました笑残念ながら一回だけなんですよね〜悲しいなぁ〜← (2020年9月6日 21時) (レス) id: 00ac6c4c29 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんちゃんこ - ぞ!続編…だとっ!?絶対見に行く!楽しみにしてます!!!!まっさーが遂にキタァ━━━!!最推し…ぐへへ (2020年9月3日 0時) (レス) id: cf6601d86b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:理空 | 作成日時:2020年7月5日 18時