愛される天才少女12【うたプリ】

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音「うーんお腹すいてたからよりたこ焼きが美味しく感じる〜」



翔「な〜うめぇ〜」





幸せそうにたこ焼きを食べる音也くんと翔ちゃん。





音「Aさんは綿あめ買ったんだよね？」




「はい。私のお父さんがよく気まぐれで作ってくれる事があるので結構好きなんです」




翔「綿あめって俺は腹にたまらないからあまり頼まねぇけど薫とかはよく頼んでたなぁ〜」




「ふふっじゃあ私と薫くんは似たもの同士ですね」




翔「む。それはそれで複雑だな」





私達はたわいも無い話しながら歩いていると






？「ううっ…グスっ…」



「…？」





突然女の子の泣き声が聞こえた。
不思議に思った私は泣き声がする方へ視線を移せば






？「ふぇ…お兄ちゃまどこ…？」






と小さな女の子が泣きながら誰かを探している様子が確認できた。
2人も女の子に気づいたのか心配そうに視線を送っていた。






音「…あの子迷子かな？」




翔「大人が近くにいないっていうことはそういう事だろうな。
心配だし話しかけてみようぜ」





翔ちゃんの一言に私と音也くんは頷き、3人で泣いている女の子の元へと向かった。





？「グスっ…」




音「君どうして泣いてるの？
大人の人とはぐれちゃっのかな？」




翔「自分の名前は言えるか？」




？「…っ…」






2人が女の子に優しく問いかけるが女の子は俯きながら泣いている為質問の返答が返ってこなかっため、

困り果てた2人はお互いの顔を見合わせていた。







私自身もどうしたものかと悩んでいると






？「お兄ちゃま…」








女の子は消える声でそう呟いた。

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