学園の王子様が毎日図書室にやって来る件。【文スト】

8冊目 ページ8

A視点

「やっほ〜！Aさん！」












あれから、放課後毎日太宰さんは、図書室にやって来るようになった。













『どうも…』



　









数日立っているが、私は、未だに太宰さんに馴れない。














「この本も面白かった！返却お願いしてもいいかい？」

『は、はぁ…』














そして、お勧めの本を来るたんびに聞いてくる。
更に、二日もあれば読み終わる。


















『あの、太宰さんも本がお好きなんですか？』

「まぁね、色んな特徴と世界観が面白いと思うよ！」













へぇ、何か意外かも。














『……』














すると、太宰さんは、いきなり黙って私を見つめてくる。
















『？ な、なんですか……？』

「太宰さん」

『はい？』














いきなり、自分で自分の名前を呼ばれたのですが……
















「そのさ、“太宰さん”って呼び方固くない？」

『そうですか？』

「うん、Aさんって敬語だしさ」


















そういう事なら、太宰さんもさん付けだけど……。
細かいところはいいか。



















『じゃあ、太宰君』

「まだ固いよ。呼び捨てか名前でよんで！」

『太宰さんは、女子からだったら、殆ど君よびでしょう』

「えー、良いじゃあないか別に。

それに、呼び捨てか名前で呼べば、












Aさんだけ特別_____みたいな感じしない？」



















『……………………………………………………………………はぁっ！？』

私の顔は、みるみる赤くなっていったらしい。

(結局太宰君呼びということで。)

＊＊＊

作「1日に2個も更新出来ました……！」

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