兄が面倒臭すぎる。【文スト】【仮完結】

#21　兄は近付きたい ページ22

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「それだけ……それだけは勘弁して国木田君！」

「ならば仕事をしろ！」

「嫌！仕事をしていたらAといれない！」

「ならば禁止する！」

「それも嫌！！」



さぁ、始まりました。
理想眼鏡VS包帯無駄遣い装置！
どちらも譲り、一歩引く気配はない！

と、言うのような状況。
私的には国木田さんの意見に賛成だな。

よし。しれっと社長にお願いしてみようかな。
社長指示なら兄も頷く筈。

立ち上がって、社長室へ向かおうとした所。
誰かに腕を掴まれた。嫌な予感。



「ねぇ、A？お兄ちゃんが妹との大切な時間を守る為に議論してあると言うのに何処に行くの？」



あー笑ってるのに笑ってない。普通に怖い。



『……社長室』

「なんで？」

『話通してこようと思って』

「誰の？」

『国木田さんの』



もう笑顔すらなくなったぞ。
真顔。圧力強め。あと怖い。



「なに？君は私と居たくないの？」



頷く所だが、馬鹿正直に答えても怖いから、
気を使った回答にしておこう。



『否、別にそうじゃなくてさ！
　ただ、仕事はプライベートじゃないじゃん？

　仕事を早く終わらせれば、あに………じゃない、
　お兄ちゃんともゆっくり居られるみたいな！』



嗚呼、こうやってまた兄は面倒になっていくんだ。



＊＊＊

＜作者から＞
・恐らく、昨日の夜に勢いで作ったと思われる、
　作った記憶のない作品です。

　エイプリルフール終わったけど、良かったら見て下さい。一応日替わりです。

エイプリルフールについた嘘は叶わない。↓
http://uranai.nosv.org/u.php/day/sokorahenn4/

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